転向者・小川未明 「日本児童文学の父」の影
発売日:2020年12月
- ページ数
- 447,30p
- ISBN
- 978-4-8329-6864-6
- 著者情報
- 増井 真琴(マスイ マコト)
1987年茨城県に生まれる。2008年法政大学文学部哲学科中退。2015年東洋大学文学部(通信教育課程)卒業。2019年北海道大学大学院文学研究科博士後期課程早期修了。博士(文学)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)
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商品説明
「日本児童文学の父」と称される小川未明。これまでは大正期に執筆されたロマンチシズム童話の研究が中心であった。本書では、大正期以外の童話や、漢詩・口語自由詩・小説・評論・随筆など多岐にわたる作品と実人生を分析。明治・大正・昭和という三代を生き、社会主義・国家主義・民主主義思想と転向を繰り返した近代文人の横顔を照射する。
目次
序論 本書の課題―大正童話中心主義を超える
第1部 詩業―漢詩と口語自由詩(漢詩―高田中学時代の五言絶句・七言絶句
口語自由詩―詩集『あの山越えて』)
第2部 社会主義―アナキズムと共産主義(ユートピアンの夢―童話「時計のない村」
反テクノロジーという基層―小説「血の車輪」
革命的知識人の挫折―「童話作家宣言」)
第3部 国家主義―転向と国策協力(転向者の軌跡―階級闘争から八紘一宇へ
満洲事変下の後退―童話「青空の下の原つぱ」
国民精神総動員運動への傾倒―童話「僕も戦争に行くんだ」
日本少国民文化協会への結集―童話「頸論」)
第4部 戦後民主主義―再転向と晩年(再転向者の軌跡―反戦・民主主義への旋回
反転するイデオロギー―童話「兄の声」
老いゆきてなお国士―童話「ふく助人形の話」)
結論 本書の成果―三代を生きた文人
商品詳細
- 出版社名
- 北海道大学出版会
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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