共感と精神分析 心理歴史学的研究
発売日:2021年2月
- ページ数
- 420,51p
- ISBN
- 978-4-622-08976-6
- 著者情報
- 北村 隆人(キタムラ タカヒト)
1968年生まれ。京都府立医科大学医学部卒業。マッコーリー大学教養学部哲学科Graduate Diploma課程修了。立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了。博士(学術)。精神科医。日本精神分析学会認定精神療法医スーパーバイザー。現在、東洞院心理療法オフィス代表
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商品説明
共感とは、私たちの心にどのような影響を与えるのだろうか?本書はフロイトら代表的精神分析家たちの生涯を心理歴史学的方法で探究する。彼らにとって共感がどんなメリット/デメリットを持つものであったかをたどり、共感の本質的困難さと、その困難を越えてなお共感を大切にすることの意義について考え直す。
「財政赤字よりも共感の不足こそが社会的分断をもたらす深刻な問題である」――かつて元アメリカ大統領バラク・オバマがそう必要性を説いたように、近年さまざまな場面で「共感」が重視されるようになった。
医療や福祉などの現場では、1970年代以降に患者や利用者への心理的援助として共感が注目され、その後、患者中心の支援を行うために援助者が取るべき基本的姿勢の一つに位置づけられるようになった。
しかしながら、ジグムント・フロイトによって創始され、20世紀を代表する心の理論となった精神分析では、意外にも共感が積極的に評価されるまでに半世紀以上の時間を要した。
共感とは、私たちの心にどのような影響を与えるのだろうか? 本書は代表的精神分析家たちの生涯を心理歴史学的方法で探究する。彼らにとって共感がどんなメリット/デメリットを持つものであったかをたどり、共感の本質的困難さと、その困難を越えてなお共感を大切にすることの意義について考え直す。
目次
序章
第1章 臨床における共感
第I部 フロイト
第2章 フロイトの前半生
第3章 フロイトの精神分析プラクティスの成立過程
第4章 一九一〇年代以降のフロイトのプラクティス
第II部 アブラハム
第5章 アブラハムの人生
第6章 アブラハムのプラクティス
第III部 フェレンツィ
第7章 フェレンツィの人生
第8章 フェレンツィのプラクティス
第IV部 米国精神分析
第9章 自我心理学派
第10章 ハリー・スタック・サリヴァン
第11章 エーリッヒ・フロム
第12章 カール・ロジャーズ
第13章 ハインツ・コフート
第14章 関係学派
第IV部 英国精神分析
第15章 英国精神分析の歴史
第16章 メラニー・クライン
第17章 ドナルド・ウィニコット
第18章 投影同一化の理論的発展
第V部 フランス精神分析
第19章 フランス精神分析における共感
終章 私たちは共感をどう位置づけるべきなのか
注
文献
索引
商品詳細
- 出版社名
- みすず書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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