啓蒙と教育 臨床的人間形成論から
発売日:2021年2月
- ページ数
- 451,28p
- ISBN
- 978-4-326-29915-7
- 著者情報
- 田中 毎実(タナカ ツネミ)
1947年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、武庫川女子大学教育学部教授、京都大学名誉教授
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商品説明
臨床的人間形成論の構築過程を啓蒙の野蛮化に抗する歴史のうちに位置づけ、その達成と課題を展望する。
教育は人類の自己啓蒙の重要な一環である。臨床的人間形成論の構築過程をより広範な歴史のうちに位置付け、達成点と課題を展望する。
急速に変動する社会では、子どもや青年のみならず大人もまた、不断の生成を迫られる。その状況で求められるのは、子どもの「発達」や大人の「教育」を対象的に把握する理論ではなく、「ライフサイクルを通しての生成」と「世代間の相互生成」へ積極的にコミットする臨床的な人間形成論である。著者による臨床的人間形成論の集大成。
目次
はしがき
序章 啓蒙と臨床――臨床的人間形成論の確立のために
はじめに
一 本書の課題と構成
二 啓蒙の野蛮化へ向き合う
三 歴史としての啓蒙と運動としての啓蒙
四 「にもかかわらず啓蒙」へ
第一章 遠野、花巻、盛岡 一九一〇年
はじめに
一 〈遠野、花巻、盛岡 一九一〇年〉の時空間
二 離郷する自我――石川啄木
三 帰郷する自我――佐々木喜善
四 旅する自我――柳田国男
五 遍歴する自我――高村光太郎
六 里を二重視する自我――宮沢賢治
おわりに
第二章 死者との実存協同――田邊元
はじめに
一 科学と教育――ロゴスの行方
二 絶対媒介の意義と疑義
三 種の論理――個と悪の行方
四 懺悔道の哲学――自力の行方
五 「死の哲学」と「死者との実存協同」
第三章 生命鼓橋の世代間作り渡し――森 昭
はじめに
一 啓蒙と自律、臨床化と公共性
二 著作を読む(I)――『教育人間学』へ
三 著作を読む(II)――『教育人間学』
四 著作を読む(III)――『人間形成原論』へ
五 教育的公共性へ――文体と関係構築
六 「死者との実存協同」から世代継承的公共性へ――田邊元と森昭
第四章 世代継承的公共性の生成――大学教育に焦点づけて
はじめに
一 問題としての大学教育
二 大学における教員養成と公共性
三 女子大学における教員養成
終章 啓蒙の野蛮化に抗して世代継承的公共性を紡ぐ
一 啓蒙の弁証法へ向き合う
二 生成する公共性
三 教育的公共性と「半身の構えの連携」
四 世代継承的公共性を紡ぐ
五 「祈り」としての啓蒙と世代継承的公共性の生成
あとがき
文献
事項索引
人名索引
初出一覧
商品詳細
- シリーズ名
- 教育思想双書 2-3
- 出版社名
- 勁草書房
- サイズ
- 20cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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