ひかりの針がうたふ 歌集
発売日:2021年2月
- ページ数
- 141p
- ISBN
- 978-4-86385-440-6
- 著者情報
- 黒瀬 珂瀾(クロセ カラン)
1977年、大阪府生まれ。春日井建に師事。歌集に『黒耀宮』(ながらみ書房出版賞)、『空庭』、『蓮喰ひ人の日記』(前川佐美雄賞)。未来短歌会選者、読売歌壇選者。富山市の願念寺住職
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商品説明
光漏る方へ這ひゆくひとつぶの命を見つむ闇の端より
早朝の水質検査が終わるころ
斜めに差してくる幾本もの光
まっすぐ歌がやってくる
【自選5首】
言葉を五つ児が覚えたるさみしさを沖の真闇へ流して帰る
生なべて死の前戯かも川底のへどろ剥がれて浮かびくる午後
詩が僕を訪ねないので浜を這ふ蔓菜に死者の記憶を語る
うみそらの澄みゆく朝に切る舵の肌寒を妻と分かちたきかな
海沿ひに二年を生きて去るわれへ朝の汽笛は低く響けり
目次
生を知るのみ
干潟を歩む
ヘルパンギーナ
踏みがたきかも
秋のみぎはに
瓦礫を崩す
秋冷の領
いかなる筏
芥屋の海風
水を送る
吾児よ気づくな
葦原にあるか
かもめの朝に
風に揺らぐよ
爽昧の井戸
進撃の児は
富山の夏へ
能古島の影
午後の鋳像
桃色の卵
母知らず
網より払ふ
冬の点描
柘榴を見つむ
海峡に立つ
粉塵を呑む
九州を去る
商品詳細
- シリーズ名
- 現代歌人シリーズ 31
- 出版社名
- 書肆侃侃房
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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