戦時下の地下鉄 新橋駅幻のホームと帝都高速度交通営団
発売日:2021年2月
- ページ数
- 214p
- ISBN
- 978-4-7872-2091-2
- 著者情報
- 枝久保 達也(エダクボ タツヤ)
1982年、埼玉県生まれ。東京地下鉄で広報、マーケティング・リサーチ業務などを担当し、2017年に退職。現在は鉄道ライター、都市交通史研究家として活動する。鉄道史学会所属
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商品説明
東京地下鉄道と東京高速鉄道の対立をひもときながら、「新橋駅幻のホーム」という神話が誕生したプロセスを解き明かす。そして、両社の抗争が遠因となって設立された帝都高速度交通営団の実態を掘り起こし、交通営団と戦争の関係を防空・輸送・避難などの視点から描き出す。戦時下の地下鉄史の空白を埋める労作。
地下鉄新橋駅には使われない幻のホームがある――やむなく作られた仮設駅とも語られるこのホームは、戦前の地下鉄建設をリードした東京地下鉄道と東京高速鉄道の地下鉄構想が衝突した結果、生み出された時代の徒花であった。日に日に戦時色が強まっていったこの時代、両社の対立は戦時体制に取り込まれていく。
新橋駅を巡る両社の対立を紐解きながら、幻のホームという「神話」が誕生したプロセスを解き明かす。そして、両社の抗争が遠因となって設立された帝都高速度交通営団の実態を掘り起こし、交通営団と戦争の関係を防空・輸送・避難などの視点から描き出す。
地下鉄博物館や国立公文書館の史料を丹念に渉猟し、これまでミッシングリンクのように欠落していた戦前の地下鉄史と戦後の地下鉄史を接続する。1934年から49年の地下鉄空白の15年を埋めて、戦時下の地下鉄の実像を浮き彫りにする労作。
※お届け日が変更になりました
2月25日→3月上旬
目次
はじめに――東京の地下鉄史のミッシングリンク
序 章 早川徳次と地下鉄計画――一九二〇年―
1 地下鉄の父、早川徳次
2 東京市区改正委員会市街鉄道案
3 地下鉄計画の胎動
4 それぞれの思惑
5 東京市営地下鉄計画と挫折
6 東京の鉄道整備
第1部 新橋駅幻のホームと帝都高速度交通営団の誕生
第1章 「代行会社」をめぐる確執――一九二六―三四年
1 代行会社の出現
2 連絡に関する打ち合わせ会
3 五島慶太の登場
4 東京高速鉄道の設立
5 三号・四号連絡線構想
第2章 新橋駅連絡をめぐる対立――一九三五―三六年
1 早川徳次の猛反発
2 両社の妥協案
3 東京地下鉄道の回答
4 小林一三の協定案と協定締結
5 新橋駅連絡設計をめぐる攻防
第3章 幻のホームと「地下鉄騒動」――一九三六―三九年
1 京浜地下鉄道の設立構想
2 品川延伸と一分間隔運転計画
3 誘導信号機論争
4 プラットフォーム増設案
5 新橋駅着工
6 東京高速鉄道新橋駅の開業
7 「地下鉄騒動」との奇妙な符合
第4章 陸上交通事業調整法による統合――一九三八―四〇年
1 「地下鉄騒動」その後
2 昭和初期の鉄道
3 交通調整論の台頭
4 交通事業調整委員会の議論
5 交通事業調整委員会の答申
第2部 戦時下の帝都高速度交通営団
第5章 帝都高速度交通営団の成立と防空――一九四〇―四四年
1 地下鉄と防空
2 ロンドン空襲
3 防空法と地下鉄待避
4 交通営団の空襲対策
第6章 戦時下の地下鉄建設計画――一九四一―四五年
1 地下鉄網と規格の再検討
2 交通営団の新線計画
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 青弓社
- サイズ
- 21cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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