江戸問答
発売日:2021年1月
- ページ数
- 376p
- ISBN
- 978-4-00-431863-7
- 著者情報
- 田中 優子(タナカ ユウコ)
法政大学社会学部教授などを経て法政大学総長。専門は日本近世文化・アジア比較文化。『江戸の想像力』で芸術選奨文部大臣新人賞、『江戸百夢』で芸術選奨文部科学大臣賞・サントリー学芸賞。著書多数。2005年度紫綬褒章。江戸時代の価値観、視点、持続可能社会のシステムから、現代の問題に言及することも多い
松岡 正剛(マツオカ セイゴウ)
工作舎、東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授などを経て、現在、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。著書多数。2000年よりインターネット上でブックナビゲーションサイト「千夜千冊」を連載中
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商品説明
江戸問答とは、江戸の社会文化から今に響きうる問いを立てることである。近世から近代への転換期に何が分断され、放置されたのか。面影、浮世、サムライ、いきをめぐる、時間・場を超越したスリリングな問答から、「日本の自画像」を改めて問い直す。ロングセラー『日本問答』に続く、第二弾。
江戸問答とは、江戸の社会文化から今に響きうる問いを立てることである。近世から近代への転換期に何が分断され、放置されたのか。面影、浮世、サムライ、いきをめぐる、時間・場を超越した問答から、「日本の自画像」を改めて問い直す。誇りたい日本、変えたい日本、語り継ぎたい日本がここにある。『日本問答』に続く、第二弾。
※お届け日が変更になりました
1月22日→1月25日
目次
1 面影問答
コロナの令和/改元はチャンスだった/日本の面影はそれぞれのなかに/江戸をどうふりさけ見るか/面影を追求した作家たち/様子をうかがう文化知覚距離/平時のなかのリスクマネジメント/「商品」が循環する社会/「界」と「隈」のデュアルスタンダード/祈りの場所は家のなか/融通無碍な江戸の信仰/一本の木のある風景/郊外の風景への憧れ/プレモダンの矛盾と葛藤/「分」から「類」への変化/「哀しみ型」と「博覧会型」/ジャーナル都市とデリバリー都市/江戸の多重性の秘密/俳諧文化と付句の愉しみ
2 浮世問答
学問のオタク化と多様化/競争はないが評判はある/江戸文明論になぜならない?/江戸研究に足りないもの/自由な学びのダイナミズム/文人たちのネットワーク/地方の私塾が近代を拓いた/「座」と「講」と「連」と「社」/貴族も武士も町人も歌に遊ぶ/経済の基準も一つじゃない/土地の権利と暦の権利/華は表に、蘭は裏に/日本の買い物フィルター/秋田蘭画のリアリズム/浮世絵はどこから生まれたか
3 サムライ問答
内村、新渡戸、天心が書かなかったこと/近代日本人の宗教観/西郷隆盛をどう評価するか/「湯武放伐」をめぐって/中国・朝鮮・琉球・日本の関係/武士道という理想像/岡倉天心がなしえた日本論/リアル武士は政策論者/幕藩体制の仕組みと矛盾/武士と農民と被差別民/明末清初と徳川幕府/サムライの気持ち
4 いき問答
日本人のエロス/現実ばなれする色っぽさ/サムライ・ファッションの不思議/ファッションとしての江戸/風物詩としての洗い髪/江戸の粋いき、関西の粋すい/九鬼周造が見つめた苦界/心もとなさ、やるせなさ/樋口一葉??壊れつつあるものを描く/存在のおぼつかなさ/近代文学は江戸を継承したか/私ごとばかりの随筆文学/モードとしての日本語/江戸を捨てて成立した日本?/これからやるべきこと
あとがき1 新たな江戸文明の語り方へ……………田中優子
あとがき2 訂正と保留をこえて……………松岡正剛
商品詳細
- シリーズ名
- 岩波新書 新赤版 1863
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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