みんなで育む学びのまち真室川 昔話を未来につなぐ

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ページ数
227p
ISBN
978-4-87449-191-1
著者情報
野村 敬子(ノムラ ケイコ)
山形県真室川町生まれ。國學院大學で臼田甚五郎先生に師事。女性をテーマに口承文芸の実感・実証的研究

石井 正己(イシイ マサミ)
1958年、東京生まれ。東京学芸大学教授、一橋大学大学院連携教授、柳田國男・松岡家記念館顧問、韓国比較民俗学会顧問。日本文学・民俗学専攻

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商品説明

昔話を町おこしの中核に据えた真室川は「昔話の聖地」である。昔話は古くて不要なものではなく、現代社会の課題に向き合う力を持つ。真室川の昔話に果たした野村純一・敬子夫妻の60年の定点観測・研究・活動の功績を石井正己教授が顕彰する日本口承文芸学の到達点。

令和元年一〇月から一一月にかけて、真室川町立歴史民俗資料館で「野村純一・敬子先生のどんぺからんこ 生き続ける昔話展」が開催され、野村純一・敬子ご夫妻の著作と採訪ノートが展示され、五〇年前の録音が披露された。一〇月一九日には遊学館で「令和むかし話ワールド」の記念イベントも実施され、「真室川の民話」の講演(真室川の昔話に果たした野村純一・敬子夫妻の60年の定点観測・研究・活動を東京学芸大学石井正己教授が顕彰した)を行い、野村敬子さんが案内役を務めた「語る楽しさ?聴く悦び」では多くの語り手が昔話を語った。
 一連の催しをそのままにせず、広く紹介したいと考え、出版に動きはじめた。本書には展示・記念イベントに寄り添ってくださった多面的に活動されているか方々の文章をいただいて1冊とした。昔話を町おこしの中核に据えた真室川の奇跡ともいえる事例であり、その意味で真室川は『昔話の聖地』である。口承文芸学の到達点でもある。
そうした状況の中で、新型コロナウイルス感染症が拡大して、打ち合わせも思うようにできなくなった。しかし、私たちは、閉塞感の深い時代にあって、この一冊は未来を照らし出す灯火になると考えた。
「自然災害」を「気象災害」「地質災害」「生物災害」の三つに分類すると、感染症は「生物災害」に含まれる。感染症が洪水や地震と並ぶのは、それが人間と自然の関係、具体的には人間と野生動物の接近によって発生するからに他ならない。世界の感染者が一〇〇〇万人、死者が五〇万人を越えてしまった今、目前の対処だけでなく、私たちはもっと総合的な認識を深める必要がある。そして、そうした視点から、語り継がれてきた民話を改めて読み直さなければならないと思うのである。

目次

第1部 「令和むかし話ワールド」を実施して(講演 一〇〇歳時代の人生と口承文芸(野村敬子)
講演 真室川の民話(石井正己) ほか)
第2部 「令和むかし話ワールド」に参加して(歴史民俗資料館から(奥灘久美子)
真室川と関わって(清野知子) ほか)
第3部 真室川での活動を振り返って(はじまりは真っ白な細い一本の雪道から(佐藤保)
祖母の昔語りと野村先生(佐藤喜典) ほか)
第4部 野村純一・野村敬子ご夫妻に導かれて(野村純一先生の思い出―岩倉高等学校の教え子として―(柴田行慶)
ご近所の誼み(齊藤伸義) ほか)

商品詳細

出版社名
瑞木書房
サイズ
21cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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