揺らぐいのち 生老病死の現場に寄り添う聖たち
発売日:2020年11月
- ページ数
- 222p
- ISBN
- 978-4-7710-3407-5
- 著者情報
- 北村 敏泰(キタムラ トシヒロ)
ジャーナリスト。元・全国紙編集局部長、元・宗教精神文化専門紙特別編集委員、編集局長。1951年大阪市生まれ。75年京都大学卒業、読売新聞大阪本社入社。京都総局や社会部記者、本社デスク、京都総局長などを経て編集局部長に。2011年に定年退職後はフリージャーナリストとして執筆、企画、講演活動。同年8月に創刊120年の宗教専門紙『中外日報』特別編集委員に招聘され、その後に取締役編集局長に就任。2020年5月に契約満了で退社し、再びフリーになった
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商品説明
「いのち」という人間すべてが真摯に向き合うべき問題に向き合っている宗教者や医療、福祉、教育関係者の姿勢を通じて、「いのち」をめぐる諸問題を考えるルポルタージュ。
(本書の内容は、『中外日報』(宗教専門紙)に2017年5月から18年8月まで「生老病死――いのちの現場から」として連載したものを基に加筆修整したものである。)
「様々な格差や競争、人が経済的効率で選別される、そんな生きにくい世の中で自死が後を絶たず貧困問題も深刻だ。子育て環境は改善されず、虐待やいじめの連鎖による悲劇が続発する。少子・高齢化による福祉の低下で「医療・介護難民」があふれる。2020年春に社会を覆った新型コロナウィルス禍では、既存の様々な格差や差別、弱い立場の人々の困窮がより拡大し顕在化した。いのちが揺らぎ続けるこの社会で、生老病死の「苦」に、いかなる向き合い方があるのだろうか。」(序章より)
「ケアの現場で尊いものを感受する基準が確かさを失う。科学技術の恩恵が、また効率重視の社会が倫理観を置き去りにしていないか。医療、教育、福祉の現場で何が生起しているのか。ケアする人や宗教者、著者のいう現代の「聖」たちを通して、いのちへの関わりの新たな様相が描き出されていく。」(帯文より)
島薗 進 上智大学グリーフケア研究所所長、東京大学名誉教授
目次
はじめに
序 章 揺らぐいのちの現場から
1 津久井やまゆり園事件から
2 揺らぐいのちの現場で
生殖補助医療 当事者の苦悩知って
中絶・虐待 弱い者に向かう暴力
終末期・孤立死 増える「死に場所難民」
貧困、自死、差別、災禍
第一章 生まれるいのち
1 出生前診断の現場で
人生を決めること 遺伝子診療外来相談室
新たな生苦へのサポート
2 出産への思い
ダウン症『大変だけど頑張って』?
流産・死産・罪悪感
3 生殖補助医療をめぐって
“父”は誰? 非配偶者間人工授精(AID)
卵子提供と家族の形
4 生命倫理と宗教者
医学生らに伝える「いのちの尊厳」
宗教団体と生命観
科学と宗教 越えてはいけない一線を示す
人工妊娠中絶と「赦し」
5 院長の“挑戦”
諏訪マタニティークリニック
代理出産
養子縁組の選択も
減胎手術
親の都合といのちの選別
「不二身の塔」に込めた思い
6 望まぬ妊娠に
こうのとりのゆりかご
特別養子縁組
広がる支援「小さないのちのドア」
7 鐘の鳴る丘 天使の宿
先駆者の試み ラジオドラマを現実に
子の預託 広がる論議
第二章 いのちを育てる
1 虐待に向き合う
厚木市幼児虐待致死事件
虐待の連鎖に
2 被虐待児に隣る人
光の子どもの家
安らかな家の生活を
親たちが壊れている
3 里親として
里子のために生きる
天理教会の子供たち
4 子育てを支える
お寺で母親サークル
マンションで母親交流
第三章 いのちの教育
1 少年Aの事件から
犠牲者供養を教訓に
「命を見つめる」授業
商品詳細
- 出版社名
- 晃洋書房
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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