中国のムスリムからみる中国 N.ルーマンの社会システム理論から
発売日:2020年10月
- ページ数
- 235p
- ISBN
- 978-4-7503-5105-6
- 著者情報
- 首藤 明和(シュトウ トシカズ)
1970年兵庫県西宮市生まれ。大阪大学人間科学部卒業、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。博士(学術)。専攻は社会学。専門は比較社会学、中国社会論、社会システム理論。兵庫教育大学学校教育学部、長崎大学多文化社会学部を経て、中央大学文学部教授
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商品説明
中国とはどのように観察したり記述したりできるのか? ルーマンの社会システム理論を援用し、単に中国の地域研究や雲南ムスリムの事例研究に止まらず、社会学ディシプリンと中国ムスリム研究というスタディーズとの連携を意識し分析をおこなうことで多様な解を拓く。
目次
刊行のことば
はじめに
第1章 中国のムスリムからみる中国――N.ルーマンの社会システム理論(構成主義的認識論)から
第1節 中国雲南回族の観察と記述から説明する中国
(1)構成主義的認識論からのアプローチ
(2)雲南回族の先行研究――最近の民族誌的研究を中心に
(3)既存概念への批判と距離――構成主義的認識論を徹底するために
第2節 コミュニケーションや意識を媒介する「意味」
(1)意味(Sinn
meaning)の特徴
(2)意味の時間次元の特徴
(3)意味の事象次元および社会的次元の特徴
(4)意味の時間・事象・社会的次元の多元的分析を通じた中国の説明へ
第3節 中国ムスリムを「世俗化」から説明することの問題点
(1)世俗化概念の問題点
(2)宗教が観察で用いる区別の形式――個人の決定に寄り添った排除と包摂
(3)宗教が信仰を強化できる可能性――二次観察による比較
第4節 二次観察による比較(機能的等価物の探求)から中国を説明する
(1)20世紀の『方法としての中国』(溝口雄三)
(2)竹内好「転向型/回心型」の背景にあるアジア近代化の特徴
(3)「21世紀の方法としての中国」――二次観察による比較と機能的等価物の探求
第5節 回族の二次観察から説明する中国
第2章 明清四大イスラーム漢文訳著家の馬注
第1節 馬注の生涯
(1)『清真指南』
(2)家譜「咸陽家乗」
(3)経世済民の儒家士大夫として――雲南の馬注
(4)中国イスラーム思想家へ――北京の馬注
(5)雲南の地域指導者として――晩年の馬注
第2節 馬注思想の時代背景
(1)中国イスラーム教門の衰微
(2)儒家思想の動揺
(3)明末清初の「文芸復興期」
(4)キリスト教の教勢拡大
第3章 雲南保山回族の共生の作法
第1節 調査地の概要――雲南省保山市
商品詳細
- シリーズ名
- 中国社会研究叢書:21世紀「大国」の実態と展望 6
- 出版社名
- 明石書店
- サイズ
- 20cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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