戦後経済学史の群像 日本資本主義はいかに捉えられたか
発売日:2020年12月
- ページ数
- 202,15p
- ISBN
- 978-4-560-09817-2
- 著者情報
- 野原 慎司(ノハラ シンジ)
1980年生まれ。2010年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程研究指導認定退学。2012年同課程修了。博士(経済学)。現在、東京大学大学院経済学研究科准教授
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商品説明
「近代化」と「豊かさ」をめぐる思索。日本資本主義論争、そして大塚史学以後、日本の資本主義はいかに論じられたか?従来の戦後論に捉われない新たな戦後へ赴く試み。
「近代化」と「豊かさ」をめぐる思索
「日本資本主義」という〈問題〉がかつて存在した―。
明治以降の日本社会は、マルクスが捉えた資本主義の発展図式と異なるのではないか。もしそうだとしたら、日本社会はどのような資本主義社会であり、現状、どの段階にあるのか。
こうした論点をめぐり1920年代から30年代にかけて「日本資本主義論争」が起こる。さらにこの論争は、封建社会から資本主義社会への移行の問題として「大塚史学」に引き継がれる。
そして戦後社会科学は、この日本資本主義論争と大塚史学を揺籃に歩み始める。
そこで追求されたのは、日本資本主義の構造把握を通じた「近代化」と「豊かさ」の実現である。もちろん、どちらも戦時下の「生産力」の増強という要請の変奏曲でもある。
本書では、内田義彦、大河内一男、高島善哉、小林昇、水田洋、伊東光晴という戦後経済学の巨人に即して、日本資本主義がいかに捉えられたかを解明する試みである。
それは同時に「戦後」とはどんな時代だったかを明らかにすることでもある。日本資本主義が問われなくなったとき、戦後が終わったとも言いうるからだ。社会科学が輝いた時代へ赴く、渾身の書下ろし。
目次
第1章 内田義彦―近代化への妨げは何か
第2章 大河内一男―労働待遇の改善をどう実現できるのか
第3章 高島善哉―社会をどう変えるか
第4章 小林昇―豊かさの達成に必要な前提とは何か
第5章 水田洋―真の平等とは何か
第6章 伊東光晴―市場は効率的に機能するのか
商品詳細
- 出版社名
- 白水社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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