「移民の国アメリカ」の境界 歴史のなかのシティズンシップ・人種・ナショナリズム
発売日:2021年1月
- ページ数
- 460,104p
- ISBN
- 978-4-560-09795-3
- 著者情報
- ナイ,メイ・M.(ナイ,メイM.)(Ngai,Mae M.)
コロンビア大学歴史学部教授。シカゴ大学歴史学部を経て現職。専門はアメリカ史、移民研究、シティズンシップ研究。19世紀以来の移民史から、現代の移民まで深い知見を持つアメリカの移民研究の第一人者である。近年は北米、オーストラリア、南アフリカにまたがるトランスナショナルな歴史研究を展開している。著書Impossible Subjectsは、アメリカ歴史家協会(Organization of American Historians)、アメリカ歴史学会(American Historical Association)、アメリカンスタディーズ学会(American Studies Association)、移民・エスニックヒストリー研究協会(Immigration and Ethnic History Society)など6つの学会から受賞した
小田 悠生(オダ ユウキ)
中央大学商学部准教授。コロンビア大学歴史学研究科博士課程修了(Ph.D.)。専門はアメリカ史、移民研究
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商品説明
「よそ者たちの」織りなすアメリカ史。アメリカ歴史家協会、アメリカ歴史学会、アメリカンスタディーズ学会、移民・エスニックヒストリー研究協会ほか多数受賞。
「よそ者たち」の織りなすアメリカ史
本書は、アメリカ社会に深く根を下ろしながらも、「移民」から「市民」へというスキームの外に置かれた人びとの経験を通して、アメリカすなわち「移民の国」という自画像や通説的理解を歴史的に問い直す研究である。
「正しい」国境の越え方、「正しくない」国境の越え方はどう変容してきたのか、米墨国境はどのように主権意識と結びつくようになったのか、それ自体としては勤勉といった美徳として称賛される労働は、なぜ正規の在留資格を欠くという1点において不法就労として白眼視されるのか、ナショナリズムに呪縛されない公正な移民制度とは何か―こうした根本的な問いを立て、アメリカに国境意識が芽生えた20世紀初頭にさかのぼり、国境・主権国家・国民国家の自明性を検証する。非合法移民が問題化される過程を論じるなかで、フィリピン系、メキシコ系、日系、中国系移民らの、それぞれまったく異なる経験と法的・歴史的背景が詳細に綴られ、まさに圧巻である。
アメリカ歴史家協会、アメリカ歴史学会、アメリカンスタディーズ学会ほか主要学会賞を総なめにした、移民史研究の金字塔。
※お届け日が変更になりました
1月22日→1月27日
目次
序文 非合法移民―法と歴史の問題
第1部 数字と書類に基づく移民規制レジーム(一九二四年移民法と人種の再構築
非合法性の創造と解消―強制送還政策の形成と非合法移民)
第2部 法とネーションの周縁で(植民地の被支配者から望まれざる外国人へ―見えざる帝国におけるフィリピン人移民
ブラセロ、「ウェットバック」、階級を分かつナショナルな境界)
第3部 戦争・ナショナリズムと外国人同然のシティズンシップ(第二次世界大戦中の日系アメリカ人強制収容と市民権放棄
冷戦期における中国からの移民危機と「自白プログラム」)
第4部 戦後の移民制度改革における多元主義とナショナリズム(リベラル派による移民政策批判と改革)
商品詳細
- 出版社名
- 白水社
- サイズ
- 20cm
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:IMPOSSIBLE SUBJECTS 原著ペーパーバック版の翻訳
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