禍いの科学 正義が愚行に変わるとき
ポール・A・オフィット/著 関谷冬華/訳 大沢基保/日本語版監修
発売日:2020年11月
- ページ数
- 317p
- ISBN
- 978-4-86313-478-2
- 著者情報
- オフィット,ポール・A.(オフィット,ポールA.)(Offit,Paul A.)
フィラデルフィア小児病院ワクチン教育センター長、モーリス・R・ハイルマン・ワクチン学教授、ペンシルベニア大学ペレルマン医学部の小児科学教授。メリーランド大学医学部の小児科優秀医のためのJ・エドマンド・ブラッドレー賞、米国小児科学会の優れた貢献に対する会長認定、米国医科大学協会のデヴィッド・E・ロジャーズ賞、公共利益医学センターのオデッセイ賞、米国感染症財団のマクスウェル・フィンランド賞など受賞歴多数。著書多数
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商品説明
科学の革新は常に進歩を意味するわけではない。パンドラが伝説の箱を開けたときに放たれた凶悪な禍いのように、時に致命的な害悪をもたらすこともあるのだ。科学者であり医師でもある著者ポール・オフィットは、人類に破滅的な禍いをもたらした7つの発明について語る。私たちの社会が将来このような過ちを避けるためには、どうすればよいか。これらの物語から教訓を導き出し、今日注目を集めている健康問題(ワクチン接種、電子タバコ、がん検診プログラム、遺伝子組み換え作物)についての主張を検証し、科学が人間の健康と進歩に本当に貢献するための視点を提示する。
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かつて優生学やロボトミーのようなものが、なぜ熱狂的に受け入れられたのか。後から考えれば不思議で仕方がないが、当時を振り返ればそうなる土壌があったのだ。先導していた科学者にも、普及させた人たちにも悪意があったわけではない。むしろ彼らは良いことをしているつもりだった。ただ、独善的な正義感やわずかな功名心が先走り、判断を狂わせ、結果的に人類史に残る悲劇を招くこととなった。本書は緻密な調査に基づき、科学者たちがどのように新たな発明を生み出し、途中で道を踏み外し、人類を惨禍に陥れていったのかを丹念にたどっていく。
医学研究者かつ臨床医である著者は、優れた筆力でぐいぐいと物語の中に私たちを引き込んでいく。そして読み終わったとき、私たちはふと我が身を振り返る。いま私たちが当たり前のように受け入れている様々な新しいものも、もしかしたら禍いの種なのかもしれない。過ちは今まさに繰り返されているのではないか、と。
誰もが良いことをしているつもりだった。いったいどこで間違えたのか?
新たな科学の発想や発明が致命的な禍いをもたらすことがある。十分な検証がなされず科学の名に値しないまま世に出てしまったものはもちろん、科学としては輝かしい着想や発明であったにもかかわらず、人々を不幸に陥れることがあるのだ。過ちを犯してしまった科学が「なぜ」「どのような」経緯をたどってそこに至ったのかを、詳しくわかりやすい物語として紹介する、迫真の科学ドキュメンタリー。
目次
はじめに
第1章 神の薬 アヘン
第2章 マーガリンの大誤算
第3章 化学肥料から始まった悲劇
第4章 人権を蹂躙した優生学
第5章 心を壊すロボトミー手術
第6章 『沈黙の春』の功罪
第7章 ノーベル賞受賞者の蹉跌
第8章 過去に学ぶ教訓
エピローグ
参考文献
索引
商品詳細
- シリーズ名
- NATIONAL GEOGRAPHIC
- 出版社名
- 日経ナショナルジオグラフィック社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:PANDORA’S LAB
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