漢帝国の遺産 道教の勃興
発売日:2020年10月
- ページ数
- 653,18p
- ISBN
- 978-4-497-22016-5
- 著者情報
- 姜 生(キョウ セイ)
1964年、河北省昌黎生まれ。山東大学・歴史学学士(1987年)、復旦大学・歴史学修士(1990年)、四川大学・宗教研究所哲学博士(1995年)。2002年、山東大学・宗教、科学と社会問題研究所所長、同博士生指導教授、2013年、新設された四川大学・文化科技協同創新研発センター所長、教育部歴史学長江学者特聘教授として現在に至る。専門は考古学、歴史学、道教学、宗教学、宗教と科学との交差研究、図像学等々、多方面にわたる
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商品説明
漢代の墓室とは、死者が仙人として再生し昇天する「生命転換装置」であった。各地の漢墓から出土した膨大な量の画像資料を用いて死者の成仙過程を再構築し、初期道教の形成という漢帝国の文化遺産を提示する。
――かくして、かつては漢人の崇拝した神々や仙人は伝世文献から削除され、ただ画像として漢墓中に残存することになった――
漢代の墓室を、死者が仙人として再生し昇天する「生命転換装置」と位置づける著者は、各地の漢墓から出土した膨大な量の画像資料を用いて死者の成仙過程の再構築を試みる。それは、漢代人の信仰心、宗教観を探るものであり、初期道教の形成という漢帝国の文化遺産を提示するものでもある。
目次
『漢帝国の遺産――道教の勃興』解題 三浦國雄
序説 漢帝国の信仰の構造
上篇 「?形の宮」――漢墓の時空と神々と仙人の系譜
第一章 漢墓時空考
第一節 漢墓における仙界の時空の構築
第二節 画定するもの――漢代画像石縁飾りの寓意
第二章 漢代神祇考
第一節 対となる子路と西王母
第二節 両漢老君「真形」考
附録 「道遣奚仲造車」図考
第三節 徐州の元和三年漢墓祠堂画像石に見られる神々
第四節 漢墓画像中の老君、炎帝の組み合わせパターンおよびその神格
第三章 漢代仙譜考
第一節 「万齢を視ること旦暮の如し」――世俗的時空秩序に対する神仙世界の超越
第二節 漢画中の仙鬼体系――武梁祠東、西、後壁画像を中心として
第三節 至愛もまた仙となる――韓憑夫婦仙話の図像による証明
第四節 鎮星は「二十八年で天を周る」――仙鬼が昇進する標準的な古代天文学の根拠
第五節 『真誥』の漢画仙鬼体系に対する保存と改変
第六節 信仰構造の変遷と仙鬼系譜の佚と存
下篇 「太陰?形」――尸解成仙儀礼の展開
第四章 「陰陽は死せず」――前漢「道者」の尸解仙術
第一節 馬王堆漢墓――研究の現状と問題
第二節 九天信仰――T型帛画解読の突破点
第三節 帛画に見える漢初の「道者」の尸解成仙信仰
第四節 馬王堆一号墓の四重棺が示す死後仙人に変わる順序
第五節 前漢中期の様相
第六節 「陰陽の大順に基づき、儒家、墨家のよいところを採る」――前漢「道者」の「陰陽は死せず」という信仰
第五章 神薬と天厨――漢墓の?度科儀
第一節 「神薬」と「易貌」変仙信仰の表れ
第二節 「大同」の降臨――漢代の天厨貽食信仰と、道教の施食?度科儀の起源
第六章 道書を奉じ王母に朝見する――漢画「孔老相見図」に見る登仙儀礼
第一節 漢画「孔老相見図」をめぐる研究状況と課題
第二節 先秦両漢における「孔老相見」をめぐる文献上の記載
第三節 漢墓「孔老相見図」研究におけるいくつかの障害
第四節 「道は甚だ大、孔丘を教えて知と為す」――老子から「太上老君 ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 東方学術翻訳叢書
- 出版社名
- 東方書店
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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