分離派建築会 日本のモダニズム建築誕生

田路貴浩/編

発売日:2020年10月

  • 分離派建築会 日本のモダニズム建築誕生
  • 分離派建築会 日本のモダニズム建築誕生
ページ数
576p
ISBN
978-4-8140-0295-5
著者情報
田路 貴浩(タジ タカヒロ)
京都大学大学院工学研究科建築学専攻教授。京都大学大学院博士課程修了、博士(工学)。専門は建築論、建築設計

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商品説明

東京帝国大学工学部建築学科を卒業した石本喜久治、瀧澤眞弓、堀口捨己、森田慶一、山田守、矢田茂の6人は、「分離派建築会」を結成、様式に目をむけてきた建築界に抗って、彼らは建築における「芸術」を目指した。自由な芸術を求めた彼らがふたたび様式に美を見出すまでの過程を、32の論考で、あらゆる角度から描き出す。

「我々は起つ。/過去建築圏より分離し,総ての建築をして真に意義あらしめる新建築圏を創造せんがために??」。東京帝国大学工学部建築学科を卒業した若き建築家6人は,1920年,過去の建築との決別を宣言し,「分離派建築会」を結成した。20世紀初頭の芸術運動の流れを汲み,本邦初の近代建築運動として知られる分離派建築会が追い求めた芸術と建築の融合。自由な芸術を求めたその行跡を辿り,彼らがふたたび様式に美を見出すまでの過程を,32の論考で,あらゆる角度から描き出す。

目次

はじめに [田路貴浩]

I Secessionから分離派建築会へ
分離派の誕生??ミュンヘン、ベルリンそしてウィーン[池田祐子]
オットー・ヴァーグナーの時代の建築芸術??被覆とラウム、そして、生活へ[河田智成]
分離派と日本 分光と鏡像??雑誌『青鞜』創刊号表紙絵をきっかけに[水沢 勉]
青島とドイツ表現主義[長谷川 章]

II 結成、または建築「創作」の誕生
分離派建築会と建築「創作」の誕生[田路貴浩]
一九一〇年前後の美術における「創作」意識[南明日香]
分離派建築会の「建築・芸術の思想」とその思想史的背景??和辻哲郎との照応関係から[飯嶋裕治]
分離派への道程??世代間の制作理念からの再考─足立裕司

III 〈構造〉対〈意匠〉?
日本における初期鉄筋コンクリート建築の諸問題[堀 勇良]
分離派登場の背景としての東京帝国大学[加藤耕一]
東京帝国大学における建築教育の再読??学生時代における建築受容の様相[角田真弓]
「構造」と「意匠」および建築家の職能の分離[宮谷慶一]

IV 大衆消費社会のなかでの「創作」
ゼツェッシオン(分離派)の導入[河東義之]
博覧会における建築様式??分離派建築会の前後[天内大樹]
「文化住宅」にみる住宅デザインの多様性の意味[内田青蔵]
大大阪モダニズムと分離派??街に浸透する美意識[橋爪節也]

V 建築における「田園的なもの」
「田園」をめぐる思想の見取り図─杉山真魚
瀧澤眞弓と中世主義??《日本農民美術研究所》の設計を通して─菊地 潤
堀口捨己の田園へのまなざし─田路貴浩
堀口捨己と民藝??常滑陶芸研究所と民藝館を糸口に─鞍田 崇

VI 彫刻へのまなざし
大正?昭和前期の彫刻家にとっての建築[田中修二]
「リズム」から構想された建築造形[天内大樹]
山田守の創作法??東京中央電信局および聖橋の放物線の出現とその意味[大宮司勝弘]
石本喜久治の渡欧と創作??あるいは二〇世紀芸術と建築の接近[菊地 潤]

VII 「構成」への転回
創作活動の展開[蔵田周忠]
ほか

商品詳細

出版社名
京都大学学術出版会
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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