三島由紀夫 なぜ、死んでみせねばならなかったのか

浜崎洋介/著

発売日:2020年10月

  • 三島由紀夫 なぜ、死んでみせねばならなかったのか
  • 三島由紀夫 なぜ、死んでみせねばならなかったのか
ページ数
139p
ISBN
978-4-14-081832-9
著者情報
浜崎 洋介(ハマサキ ヨウスケ)
1978年生まれ。文芸批評家。雑誌『表現者クライテリオン』編集委員、すばるクリティーク賞選考委員、日本大学非常勤講師。日本大学芸術学部卒、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程修了、博士(学術)

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商品説明

ノーベル賞候補だった日本社会のスーパースターは一九七〇年、自衛隊に乗り込んで派手な自決を遂げる。この事件のもつ意味を、どうすれば理解できるのか?その最大の鍵は、自伝的作品『太陽と鉄』にあった。「これがわかれば、僕のやっていることが全部わかる」と三島自身が評した本作に基づいて、本書は、「言葉」と「現実」の関係の必然的な展開として、作風の変遷と作家の「思想」の構造を精確に描き出す。衝撃の「三島事件」から半世紀後にようやく登場した、気鋭の批評家による簡明かつ本格的な三島由紀夫論。

これ1冊で作家の全体像がつかめる

戦後日本社会のスーパースター、ノーベル文学賞候補にもなっていた天才はなぜセンセーショナルな最期を迎えたのか? 従来、作品に三島の天稟を認め心酔する読者も、1960年代からの彼が見せていた右翼的行動とその劇的な自決に対しては評価を保留する傾向――いわば作品と作家(思想)を分離する傾向があった。しかしもうこの分離は必要ない。彼の「言葉」が「行動」を求めたのは必然だったのだ。本書は、三島自身が「これがわかれば僕の全部がわかる」とした作品論『太陽と鉄』に基づいて作家履歴を3つに分けて読み解き、天才少年が肉体右翼として自決に至るまでを必然的な1本の筋道として描く、万人向けの入門書である。

目次

序章 ロマン主義・古典主義・右翼思想――三島由紀夫の3つの顔
1章 万能感と裏腹の焦燥――なぜ言葉は「現実」に届かないのか
2章 観念化する「肉体」――なぜ作家はボディ・ビルに向かったか
3章 死んでみせるという拒絶――なぜ天皇主義から自裁に至ったか
終章 文化防衛という「文学思想」――なぜ思想は力を持たなかったか

商品詳細

シリーズ名
シリーズ・戦後思想のエッセンス
出版社名
NHK出版
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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