三島由紀夫 悲劇への欲動
発売日:2020年10月
- ページ数
- 259p
- ISBN
- 978-4-00-431852-1
- 著者情報
- 佐藤 秀明(サトウ ヒデアキ)
1955年神奈川県小田原市生まれ。1987年立教大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。神奈川文学振興会職員、椙山女学園大学教授を経て、近畿大学文芸学部教授。三島由紀夫文学館館長。博士(文学)
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商品説明
「悲劇的なもの」への憧憬と渇仰。それは三島由紀夫にとって存在の深部から湧出する抑えがたい欲動であった。自己を衝き動かす「前意味論的欲動」は、彼の文学を研ぎ澄ませ昇華させると同時に、彼自身を血と死へ接近させてゆく。衝撃的な自決から半世紀。身を挺して生涯を完結させた作家の精神と作品の深奥に分け入る評伝。
「悲劇的なもの」への憧憬と渇仰。それは三島由紀夫にとって存在の深部から湧出する抑えがたい欲動であった。自己を衝き動かす「前意味論的欲動」は、彼の文学を研ぎ澄ませ昇華させると同時に、彼自身を血と死へ接近させてゆく。衝撃的な自決から半世紀。身を挺して生涯を完結させた作家の精神と作品の深奥に分け入る評伝。
目次
はじめに
序 章 前意味論的欲動
一 悲劇的なものへの憧憬
二 本心のない作家
三 ジャック・ラカンの「享楽」
四 生涯の輪郭
第一章 禁欲の楽園??幼少年期
一 生まれた家
二 学習院の教育
三 ことばの城
第二章 乱世に貫く美意識??二十歳前後
一 戦争の仕度
二 初恋の女性
三 韜晦する文学
第三章 死の領域に残す遺書??二十代、三十一歳まで
一 『仮面の告白』の決意
二 生き辛さの嘆き
三 世界旅行での濫費
四 『金閣寺』の達成と誤解
第四章 特殊性を超えて??三十代の活動
一 『鏡子の家』の失敗
二 理念を生きる人たち
三 泥臭い生き方
四 シアトリカルな演劇
第五章 文武両道の切っ先??四十代の始末
一 聖なる人間
二 「英霊の声」の天皇
三 「文化防衛論」の意図
四 「ゾルレンとしての天皇」
終 章 欲動の完結
一 『豊饒の海』の底
二 一九七〇年十一月二十五日の最期
三 終わらない三島由紀夫
文献解題
略年譜
おわりに
商品詳細
- シリーズ名
- 岩波新書 新赤版 1852
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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