シベリア抑留関係資料集成 新装版
発売日:2020年8月
- ページ数
- 865,80p
- ISBN
- 978-4-622-08958-2
- 著者情報
- 富田 武(トミタ タケシ)
1945年生まれ。成蹊大学法学部名誉教授。ロシア・ソ連政治史、日ソ関係史。シベリア抑留研究会代表世話人
長勢 了治(ナガセ リョウジ)
1949年生まれ。シベリア抑留研究者。翻訳家
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商品説明
シベリア抑留問題について、私家版を含め、ゆうに二千冊を超える回想記類が刊行されてきたなかで、わが国唯一の客観的な資料集。
開示された旧ソ連の資料を含む193編の資料および付録類によって、シベリア抑留に至る経緯から、極東・シベリア・中央アジア・モンゴル・北朝鮮・南樺太など各地域での抑留の実態、帰還および帰還後の問題など、その全貌が明らかにされる。また、米国および米占領軍の公文書も収録するマルチ・アーカイヴァルな構成によって、これまでの「ソ連国家の犯罪」という認識枠組の背景にあるソ連の国内事情や国際世論対策、さらに抑留問題の処理がいかに米ソ冷戦に規定されていたかなど、客観的・立体的に流れを知ることができる。(本書では約半分が翻訳資料。)付録として、地図・年表ほか、巻末には、これまで刊行された「シベリア抑留体験記」のほぼ全てを収めた膨大な書誌を付す。現代史研究に、新たなる道を拓く資料集。
目次
凡例
資料の典拠
用語等の解説
地図
第一部 日ソ戦争と捕虜の抑留及び移送
第一節 ヤルタ密約から日本の降伏調印まで
日ソ中立条約/モロトフより日ソ中立条約廃棄の通告について/ソ連政府の対日開戦宣言/一般命令第一号に関する米ソ秘密外交書簡/日本軍捕虜に関する「ベリヤの指令」 23編
第二節 ソ連の捕虜規定及び収容所システム
捕虜収容所の設置に関する内務人民委員部命令/抑留ドイツ人の労働使役に関する国家防衛委員会決定 9編
第三節 日本軍将兵のソ連移送と初期収容
日本軍捕虜の受入れ、配置、労働使役に関する国家防衛委員会決定の実施に関するソ連内務人民委員部の命令/日本人捕虜の遺体の埋葬方法に関する内務人民委員指令 18編
第二部 虜囚生活と「民主運動」
第一節 虜囚生活――住居、衣服、食事、衛生、労働
日本人捕虜用食糧供給基準の変更と物品供給基準の導入に関する内相命令/病気の日本人捕虜二万人を朝鮮に搬送し、健康な日本人捕虜二万二〇〇〇人を朝鮮から搬出する件に関する内相命令/日本人捕虜と家族との文通を許可すべきだとするクルグロフ内相の報告 19編
第二節 政治教育と「民主運動」
捕虜の反ファシスト要員の養成に関する内務人民委員部命令/『日本新聞』第一〇八号「日本新聞友の会」結成呼びかけ/『日本新聞』第四二八号「帰国する兄弟たちへ」/スターリン大元帥へおくる感謝文 19編
第三節 「戦犯」摘発と裁判
銃殺された田中義久中佐に関する証言/反ソ犯罪行為を暴かれた日本人捕虜を逮捕し、裁判にかけることに関するソ連内務省、法務省、ソ連軍検事総長の指示 9編
第四節 諸地域――極東、シベリア、中央アジア、モンゴル、北朝鮮、南樺太ハバロフスク地方における捕虜・抑留者業務管理局の活動
一九四五―五〇年/モンゴルの収容所における捕虜処遇方法に関する訓令/ナホトカの赤い太陽――吉村隊と人民裁判/北朝鮮からの脱出、残留技術者の回想/樺太残留民の現況/南樺太地区未帰還者の全般資料 12編
第三部 抑留者たちの帰還と冷戦下日本
第一節 米ソ協定と送還収容所
ソ連地区引揚げに関する米ソ協定/第四
商品詳細
- 出版社名
- みすず書房
- サイズ
- 21cm
- フォーマット
- 単行本
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