藤沢周平とどめの一文
発売日:2020年8月
- ページ数
- 157p
- ISBN
- 978-4-7879-6181-5
- 著者情報
- 半沢 幹一(ハンザワ カンイチ)
1954年2月9日岩手県久慈市生まれ。1976年3月東北大学文学部国語学科卒業。1979年3月東北大学大学院文学研究科修士課程修了。2019年3月同上博士課程後期修了、博士(文学)。現職、共立女子大学文芸学部教授
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商品説明
端正な文章で知られる藤沢周平の時代小説から「一文一段落」でしめくくられる七十三作品を取り上げ、その終わり方から作品を読み直す。鮮やかな幕切れを演出する末尾文が、いかにして読者にとどめを刺すのか。主に登場人物の描写で終わる一文を通じて、藤沢作品とそこに描かれたひとびとの魅力を紹介する。
目次
おしのの、短い旅は終っていた。―(暗い繩)
疲れてかすんだ眼をこすり、清次は再び鑿をとり上げると、(略)―(闇の梯子)
お吉はつぶやいたが、不意に自分も掌で顔を覆った。―(父と呼べ)
薄闇の中にいる男とは、遠い昔に別れていたのだ、とも思った。―(旅の誘い)
その鳥たちのしあわせに、微かな妬ましさを感じながら、(略)―(霜の朝)
屋根を叩いていた時雨は、遠く去ったらしく、(略)―(時雨のあと)
耳に轟いて、題目の声が続いていた。―(穴熊)
耳を聾するばかりの時の声の中で、直太も寝たまま首をもたげ、(略)―(石を抱く)
達平は、まだ頭が痛かった。―(拐し)
橋の方から駆けてくるおようを指さしながら、おすまはそう言った。―(閉ざされた口)〔ほか〕
商品詳細
- シリーズ名
- 新典社新書 81
- 出版社名
- 新典社
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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