神様のパッチワーク
発売日:2020年9月
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
おれには、お母さんがふたりいる。ひとりは今のお母ちゃん。赤ちゃんのときから育ててくれているお母さんだ。もうひとりは、生んでくれたお母さん。おれは、生まれてすぐ、特別養子縁組っていうので、うちの子になった──。
主人公は、小学4年生の結。姉と父、母とともにみかん農家の家で毎日を楽しくくらしている。姉の香も母がふたり。ふたりとも特別養子縁組でいまの家族の一員になった子どもなのだ。このことは地域の人たちも知っていて、かくすことなく暮らしている。
ある日、結の担任の先生が「二分の一成人式で読む手紙を書きましょう」と。家族への感謝と将来の夢を書くのだという。同じクラスの友だちに「結はみかん農家をつぐための養子だろ」といわれ、転校生のあかねに「結くんは〈フコウナオイタチ〉でかわいそうだけどがんばってるね」といわれ……。「おれは、そういう理由でこの家にきたのか? 〈フコウナオイタチ〉なのか?」
そして、姉の香がクラスの男子をなぐったという事件がおこる。そして香は、母親の趣味であるパッチワークに「うちはこのパッチワークみたいに、バラバラなものをくっつけただけじゃん!」と。走って家を飛びだす香。追いかける結。結は思う。
「おれはお姉ちゃんの気持ちもわかった。血がつながってなくても家族は家族。全然平気だし、ふつうだし、しあわせだ。わかってるけど『かわいそう』とか『すてられる』とかいわれると、不安になる。足もとがぐらぐらしてくる。どんな親でも血がつながっていれば、幸せなのか。血がつながってなくても大切に育ててくれる親といた方が幸せなのか。どっちの方が幸せなのかはわからない。わかってることは、おれはお父ちゃんとお母ちゃんが、世界でいちばん好きで、おれのことを世界でいちばんすきなのもお父ちゃんとお母ちゃんだってことだ。お姉ちゃんのことをいちばんすきなのも、お父ちゃんとお母ちゃんだと思う。お姉ちゃんだって、きっとそうだ。だから、うちは、すきなものどうしの幸せな家族なんだ」
本作のいちばんの魅力は、結とその家族の人間味あるあたたかさ。みかん畑で誇りを持ってはたらく父、おいしいみかんのおやつを作ってくれる母、そしてくったくのない明るさを持つ結。
家族にはさまざまなかたちがある。でも、どんなかたちでも家族は家族。みんなすてきな毎日を生きている……そんなことをしみじみと感じる物語です。
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
特別養子縁組の家族のお話です。先日娘と話していて「でも、お父ちゃんとお母ちゃん(私)は、家族だけど血のつながりはないんだよ」という話になり、「じゃ『家族』ってなんだろうね」と話したところでしたのでとてもタイムリーでした。タイトルにもある「パッチワーク」はとても意味深で「みんな寄せ集め。もとはバラバラなのに無理やりくっつけて一枚の布みたいな顔してる」というセリフにドキリとしながらでもラストでは「偶然じゃなく、えりすぐりでぴったりの布が選ばれた」選んだのは「神様」だというところまで・・・。本当に、何度も頷いてしまいました。この本では、養子であることを隠していないけれど隠していた方がラクだ・・と感じる、世間の目もあるでしょう・・。最初は夫婦ふたりだったり親と同居だったり・・子どもができて、また子供が巣立って・・。家族の形は本当に変わっていくものです。でもそれぞれが思う「しあわせ」を実感できる場所ならそれは「家族」なんだと、感じました。(やこちんさん 50代・兵庫県 女の子17歳)
商品詳細
- シリーズ名
- ポプラ物語館 81
- 出版社名
- ポプラ社
- サイズ
- 21cm
- 対象年齢
- 小学34年生 小学5
- フォーマット
- 単行本
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。