吉本隆明の〈こころ〉学 〈資質〉・文芸・心的現象
発売日:2020年7月
- ページ数
- 285p
- ISBN
- 978-4-8265-0716-5
- 著者情報
- 高岡 健(タカオカ ケン)
1953年生まれ。精神科医。岐阜大学医学部卒。岐阜赤十字病院精神科部長などを経て、現在、岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター。日本児童青年精神医学会理事。雑誌「精神医療」(編集=「精神医療」編集委員会、発行批評社)編集委員をつとめる
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商品説明
精神科医である著者が、吉本隆明が広汎に論じてきた評論から、“こころ”と“倫理”についての思想を解読し、この時代の狂気の諸相を抉り出す。
精神科医である著者が、吉本隆明が広汎に論じてきた評論から、〈こころ〉と〈倫理〉についての思想を解読し、この時代の狂気の諸相を抉り出す。
吉本隆明の生きた時代――1924(大正13)年〜2012(平成24)年――は、大戦期から復興・高度成長期、そしてバブル没落から失われた30年へと続く、現代日本の激動期そのものであった。日本人の気質と私たちが抱える〈こころ〉の問題も、時代の変化にともないその病状と流行はうつろってきた。
精神科医である著者が、吉本隆明が文芸や哲学、精神医療など広汎に論じてきた評論から、現代日本の〈こころ〉と〈倫理〉についての吉本の思想を解読し、今の時代への敷衍を試みる。
目次
序章 〈資質〉を〈倫理〉に変えるとき――岸上大作・松本隆・つげ義春
第I部 〈こころ〉学入門
第1章 <資質>‐妄想論――吉本隆明の漱石論
第2章 身体はなぜ抗うつ薬を食べ続けるのか――フォイエルバッハと吉本隆明の身体論
第3章 行動の構造論――吉本隆明「メルロオ・ポンティの哲学について」「行動の内部構造」
第4章 自閉スペクトラム症論――ドナ・ウィリアムズと『心的現象論序説』
第II部 古典-近代文芸における〈こころ〉学
第5章 吉本隆明の実朝論
第6章 吉本隆明の西行論
第7章 吉本隆明の芥川論
第8章 吉本隆明の太宰論
コラム 太宰治こと津島修治のカルテ
第III部 現代文芸における〈こころ〉学
第9章 『抹殺の〈思想〉』補遺――宮柊二『山西省』から木山捷平『苦いお茶』まで
第10章 三島由紀夫『美しい星』の核戦争論
第11章 小林美代子『髪の花』と精神医療の一九六八年
コラム レジリエンス――『源氏物語論』
第12章 吉本隆明の境界性パーソナリティ障害論――『国境の南、太陽の西』と『おしまいの日』
終章 統合失調症――『転位のための十篇』
商品詳細
- シリーズ名
- PP選書
- 出版社名
- 批評社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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