兵站 重要なのに軽んじられる宿命
発売日:2020年7月
- ページ数
- 310p
- ISBN
- 978-4-594-08567-4
- 著者情報
- 福山 隆(フクヤマ タカシ)
陸上自衛隊元陸将。1947(昭和22)年、長崎県生まれ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊に入隊。1990(平成2)年、外務省に出向。その後、大韓民国防衛駐在官として朝鮮半島のインテリジェンスに関わる。1993年、連隊長として地下鉄サリン事件の除染作戦を指揮。九州補給処処長時には九州の防衛を担当する西部方面隊の兵站を担った。その後、西部方面総監部幕僚長・陸将で2005年に退官。ハーバード大学アジアセンター上級研究員を経て、現在は執筆・講演活動を続けている
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商品説明
ナポレオンも、最強ドイツ機甲師団も、旧日本軍もこれで敗れた!兵站とは何か?なぜ重要なのか?作戦上どう扱われるのか?なぜ主たる敗因になりがちなのか?なぜそれが繰り返されるのか?兵站を担当したことのある元陸将が過去の戦役を例にわかりやすく説く!
戦争の本質のひとつは「兵站をめぐる攻防」である。攻撃する側は「相手の策源地や兵站拠点を破壊し、兵站連絡線となるシーレーンや鉄道・道路(とくに橋梁)の切断を追求すること」に尽き、守る側は「相手の攻撃から策源地や兵站拠点を防御し、兵站連絡線となるシーレーンや鉄道・道路(とくに橋梁)の切断を阻止すること」に尽きる。また、兵站をめぐる攻防においては、戦う双方が「攻撃する側」にも「守る側」にもなっている。
戦史や戦争の分析を読むと、勝負を決した主原因としてよく挙げられるのが「兵站」――「へいたん」と読む――である。
しかしながら不可思議なのは、いにしえから「兵站」は重要視されてきたのに、実際の戦いではなぜか繰り返し軽んじられ、多くの兵士が尊い命を落としている……それはなぜなのか?
本書ではまず兵站とはどういうことなのか、小学生の遠足と旧約聖書『出エジプト記』を例にわかりやすく解説する。その後本書を読み進めるうえでの羅針盤となる「カギ」を六つ――「兵站を心臓・血管・血液・細胞などの譬えで説明する」「内線作戦と外線作戦」「マハンのシーパワーの戦略理論と兵站」「ケネス・ボールディングの『力(戦力)の逓減理論』」「作戦正面の長さ・面積と兵站の関係」「地政学と兵站」――示して、各論へと進む。
各論で採りあげた戦役は北アフリカ戦線、バルバロッサ作戦、タンネンベルクの戦い、ミッドウェー海戦、ガダルカナル島の戦い、インパール作戦、日露戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争等である。
本書を読めば、「兵站」について、情報、作戦、実戦、それぞれの面できっちり理解できる。これまで「兵站」を主テーマにした一般書がなかったなか、決定版の登場である。
目次
序章 旧約聖書『出エジプト記』にみる兵站(そもそも「兵站」とは何なのか?
世界最古の兵站?)
第1章 兵站を読み解くカギ(兵站を心臓・血管・血液・細胞などの譬えで説明する
内線作戦と外線作戦―海洋国家米国とユーラシア大陸国家との戦いの基本構図 ほか)
第2章 太平洋戦争にみる兵站―海洋国家同士の戦い(「一二倍の国力差」があるのに、日本はなぜ日米開戦を決断したのか
石油の一滴は血の一滴―石油という最重要な兵站物資の確保 ほか)
第3章 海洋国家とユーラシア大陸国家との戦いにみる兵站(日露戦争
朝鮮戦争 ほか)
あとがきに代えて―新型コロナウイルスとの戦いは有志連合で
商品詳細
- 出版社名
- 扶桑社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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