芸術経済論 与えられる歓びと、その市場価値「新訳版」

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版数
新訳版
ページ数
187p
ISBN
978-4-88065-473-7
著者情報
ラスキン,ジョン(ラスキン,ジョン)(Ruskin,John)
1819‐1900。十九世紀のイギリスを代表する評論家・美術批評家。ロンドンの富裕な商人の家に生まれヨーロッパ各地の風景や優れた美術、建築に接して育った。オックスフォード大学を卒業、のちに同大教授。二十四歳でターナーの作品を弁護する『近代画家論』を発表、一躍注目を浴びる。自身も製図を手がけ水彩画を描き、ラファエル前派運動のパトロンでもあった。偉大な建築は国民の宗教性、美的感受性の高さを示すとし『建築の七燈』『ヴェネツィアの石』などでヨーロッパ建築を調査、その基礎を支える労働者の生活に目を転じ、実践的立場から社会、経済、政治の改革論を発表した

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商品説明

本書は二つの記念碑的講演を収めている。一八五七年七月十日と十三日、ラスキンはマンチェスターで二つの講演を行った。彼はのちに自分の生涯を貫く主要な真理はここで最初に示され、その後の芸術の政治的影響について書いたことはこれら最初の講義の拡大にすぎないと語っている。ラスキンは美術・工芸の例を示して、働く場は競争ではなく協力の場となるべきであり、働く人々は自分に最もふさわしい仕事に就くよう配慮されるべきであり、父権主義の政策下、国家は模範的な雇用主であるべきと定義した。この見解は独創的で異端であり世上の評価は氷の矢となって放たれたが、ビクトリア朝中期の希望的な精神とよく一致し、ウィリアム・モリスをはじめ多くの賛同者と後継者を生んで、今日の再評価の気運につながる。

ジョン・ラスキン(1819 ー1900)19 世紀イギリス・ヴィクトリア時代を代表する思想家、美術評論家。
当時イギリスでは産業革命の絶頂期を迎え、それに伴い新しい社会問題が生まれていた。工業化による公害、技術革新による失業者の急激な増加。功利主義を推し進めた結果、生まれたものは環境破壊と貧富の差、人間性の欠落であった。

ラスキンが教示するのは、芸術とは人間が労働の中に見出す喜びの表現だということである。だが、労働は分断された。人間は単なる切れ端に分けられた。ラスキン去って1世紀、その状況は今日も変わらない。美がいま一度、実り多き労働の自然でかつ不可欠の随伴物となるために、国家と国民はなにをなすべきか。

全ての生産活動と社会活動に人間性を取り戻すヒントとなる名著を新訳で刊行。

目次

第1講 芸術の発見と適用(発見
適用)
第2講 芸術の蓄積と分配(蓄積
分配)
補遺(父権
公的扶助を受ける権利
能力訓練学校
社会の嗜好
新需要の創出
文学の経済論
国家の水先案内人
絹と紫)

商品詳細

出版社名
水曜社
サイズ
21cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本
原題
原タイトル:THE POLITICAL ECONOMY OF ART

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