ユダヤ教の精神構造「増補新装版」

市川裕/著

発売日:2020年5月

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版数
増補新装版
ページ数
378,7p
ISBN
978-4-13-010416-6
著者情報
市川 裕(イチカワ ヒロシ)
1953年埼玉県に生れる。1976年東京大学法学部卒業。1982‐85年エルサレム・ヘブライ大学タルムード学科特別生等。1986年東京大学大学院人文科学研究科宗教学・宗教史学専門課程博士課程単位取得退学。1986年筑波大学哲学・思想学系文部技官、同講師を経て1991年東京大学文学部助教授。2004年東京大学大学院人文社会系研究科教授。2019年定年退職し、現在、東京大学名誉教授

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商品説明

聖書の時代から近現代にいたるまで、離散と迫害のユダヤ民族史を支えつづけた思想とは何か。ユダヤ教の法の精華ミシュナ、タルムードを中心に据え、その精神構造と思惟方法を究明する。増補新装版にあたり新たに補論を付す。

偉大なる預言者モーセに倣い、ラビに導かれて神の法を歩む――聖書の時代から近現代に至るまで、離散と迫害のユダヤ民族史を支え続けたものは何か。ユダヤ教の法の精華ミシュナ、タルムードを中心に据え、その精神構造と思惟方法を究めようとする。

目次

はじめに

序 「我らのラビ・モーセ」に倣いて
 一 ユダヤ教研究への道のり
 ニ 本書の意図と構成
 三 古代ユダヤ教の概観

第一部 法の宗教の成立

第一章 ユダヤ教の正統性
 一 法華経の論理
 ニ エウセビオスのキリスト論
 三 ラビ・ユダヤ教の論理
 四 ラビ・ユダヤ教の始原としてのモーセ

第二章 タルムードと自治社会
 一 制度知としてのタルムード
 ニ タルムード制度知の担い手
 三 ユダヤ人社会の枠組
 四 ミシュナの世界
 五 多数決の意味
 六 最高意思決定機関の構造
 七 モーセの権威

第二部 トーラー精神発現の諸相

第三章 自由と戒律
 一 ユダヤ教の戒律
 ニ 神の実験としての出エジプト
 三 「頑なさ」と罪
 四 法はなぜ荒野で与えられたか

第四章 偶像崇拝との闘い
 一 正邪の見分け
 ニ 聖典解釈の方法
 三 なぜ偶像を作ったか
 四 それは偶像崇拝ではない
 五 わたしのまえに
 六 他の神々
 七 偶像崇拝の克服

第五章 神への愛
 一 恋愛詩と宗教――孔子と詩経
 ニ 聖書の雅歌とユダヤ教
 三 ユダヤ教の雅歌解釈
 四 神への愛
 五 隣人愛の行方

第六章 罪と赦し
 一 悔い改めの祈りと父祖の力
 ニ ユダヤ教の礼拝と祈祷書
 三 平日の朝の礼拝における「悔悛」
 四 「悔い改めの十日間」と「スリーホート」の祈り
 五 父祖の徳と救済
 六 聖者廟へ

第七章 神秘の力
 一 未知の世界と盲目ということ
 ニ 科学的モデルと未知の解明
 三 創造的思考と無限なるもの
 四 神秘主義の位置
 五 無からの創造とその変容
 六 ブラツラフのラビ・ナハマンと寓話の世界

第三部 近代との相剋
 
第八章 自治の終焉
 一 近代への視点
 ニ ユダヤ人自治社会の崩壊過程――内側からの脅威
ほか

商品詳細

出版社名
東京大学出版会
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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