22世紀を見る君たちへ これからを生きるための「練習問題」
発売日:2020年3月
- ページ数
- 249p
- ISBN
- 978-4-06-519098-2
- 著者情報
- 平田 オリザ(ヒラタ オリザ)
1962年、東京都生まれ。国際基督教大学在学中に劇団「青年団」結成。戯曲と演出を担当。現在、東京藝術大学COI研究推進機構特任教授、大阪大学COデザインセンター特任教授。2002年度から採用された国語教科書に掲載されている平田のワークショップ方法論により、多くの子どもたちが、教室で演劇を創る体験をしている。戯曲の代表作に『東京ノート』(岸田國士戯曲賞受賞)、『その河をこえて、五月』(朝日舞台芸術賞グランプリ受賞)、『日本文学盛衰史』(鶴屋南北戯曲賞受賞)、著書多数
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商品説明
将来必要な能力って何だろう?
子どもたちの文章読解能力は本当に「危機的」なの?
未来の大学入試とは?
英語教育は必要?
そもそも日本人の大多数が、ネイティブと同じ発音をする必要があるのか?
・・・
教育とは、わからない未来を予想して、あるいは来るべき未来社会を予想して、「子どもたちに生きるための能力を授ける」という、いささか無謀な行為である。
それでも20世紀前半くらいまでは、その予想は、ある程度可能だったかもしれない。
たとえば自分の息子が、自分のあとを継いで漁師になることが確実にわかっていれば、その子には、船の動かし方、釣り具や網の整備の仕方、天候の予測のための知識、万が一の時の泳ぎ方といったことを教えておけばよかった。
しかし、いま私たちが直面し知ているのは、おおよそ以下のような問題である。
■まず、その子が、どんな職業に就くかまったく予想できない。
■たとえ親が子どもを漁師にしたいと考えても、そもそも22世紀に漁師という仕事があるかどうかがわからない。
■さらに、たとえ漁師という仕事が生き残ったとしても、そこで必要とされる能力について予想がつかない。
■それは、漁業ロボットを操作する能力かもしれない。漁から販売までを一元化し、六次産業化していくコーディネート力かもしれない。あるいは、養殖の技術や遺伝子組み換えについての研究こそが、漁師の本分となるかもしれない。
■私が暮らす兵庫県豊岡市の隣町、カニ漁で有名な香美町では、多くのインドネシア人が漁業実習生として漁に携わっている。もしかすると、これからの漁師に必要な能力はインドネシア語の習得や、イスラムの習慣への習熟かもしれない。
・・・
本書の中で、私は「教育」について考えていきたいと思う。
2020年の大学入試改革など、教育の大きな転換期を前に、私のこれまでの考えを、ひとつにまとめて記しておくのも、本書の狙いの一つである。・・
※お届け日が変更になりました
3月18日→3月21日
目次
序章 未来の漁師に必要な能力は何か?
第1章 未来の大学入試(一)
第2章 未来の大学入試(二)
第3章 大学入試改革が地域間格差を助長する
第4章 共通テストは何が問題だったのか?
第5章 子どもたちの文章読解能力は本当に「危機的」なのか?
第6章 非認知スキル
第7章 豊岡市の挑戦
終章 本当にわからない
付録 22世紀のための問題集
商品詳細
- シリーズ名
- 講談社現代新書 2565
- 出版社名
- 講談社
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
注意事項
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