建築の聖なるもの 宗教と近代建築の精神史
発売日:2020年1月
- ページ数
- 369,41p
- ISBN
- 978-4-13-061139-8
- 著者情報
- 土居 義岳(ドイ ヨシタケ)
九州大学名誉教授。建築史。工学博士。フランス政府公認建築家。1956年高知県生まれ。1979年東京大学建築学科卒業。1983‐87年フランス政府給費留学生としてパリ=ラ=ヴィレット建築大学およびソルボンヌ大学に留学。1988年東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学。1990年東京大学助手。1992年九州芸術工科大学助教授。2003‐19年九州大学大学院教授
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商品説明
19世紀末から20世紀にかけて、宗教学から生まれた「聖なるもの」という概念が、建築の意味をどう変容させたのか。フランス革命に端を発する、国家による空間管理、歴史的建造物、文化財学などの展開から、20世紀初頭の聖芸術運動や先進国首都における都市計画まで、建築の近代を問い直す。
目次
はじめに パリのノートル=ダム
1 聖と俗の長い葛藤(宗教と世俗の逆転―教会財産から国有財産へ
行政に管理される宗教建築―一九世紀教会の公共サービス施設化
近代概念としてのカテドラル―王家菩提所サン=ドニの空間的意味の多層化
挫折するモニュメント―カトリック教会と世俗的共和国との空間をめぐる闘い
教会建設の社会体制―合理主義の揺籃としての19世紀パリの教会建築
教会施設を所有するということ―一九〇五年の政教分離法による「聖なるもの」の自立)
2 「聖なるもの」の形成(発見された根源としての「聖なるもの」―近代における建築起源論
「聖なるもの」による建築の再定義―二〇世紀建築のひそやかな水脈
運動としての「聖芸術」の誕生と展開)
3 モニュメントと近代精神の共振(教会建築の現代化―二〇世紀パリにおけるカトリック教会造営運動
帝国的なものとしてのオベリスク―近代における復活をめぐって
生者と死者を媒介する―帝国理念における「聖なるもの」と都市計画
「聖なるもの」を目指して―前衛思想における世界創生理念
歴史からの脱出―近代なるものと建築史学)
おわりに ロンシャンのノートル=ダム=デュ=オ礼拝堂
商品詳細
- 出版社名
- 東京大学出版会
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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