みかん、好き?
発売日:2019年9月
- ページ数
- 174p
- ISBN
- 978-4-06-517059-5
- 著者情報
- 魚住 直子(ウオズミ ナオコ)
1966年生まれ。広島大学教育学部心理学科卒業。『非・バランス』で第36回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。『Two Trains』(学習研究社)で第57回小学館児童出版文化賞、『園芸少年』(講談社)で第50回日本児童文学者協会賞を受賞
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商品説明
西村拓海の前に突然あらわれた、少し変わった話し方をする女の子・長谷川ひなた。拓海の祖父が作るみかんに感動して東京からはるばるやってきたという。困惑する拓海をよそに、ひなたと祖父はどんどん仲良くなり、いつのまにやら一緒にみかんを育てることに…。彼女に振り回されながら、みかん作りを通して少しずつ成長していく、瀬戸内海の島を舞台に、フツーの男の子・拓海と風変わりな女の子・ひなたが繰り広げるボーイ・ミーツ・ガール!
「みかん、好き?」
突然、女の子が言った。
「え?」
「私は大好きなのじゃ。食べすぎて、冬になると全身が黄色くなるくらい」
ほら、と袖をまくった。
「最初は手のひらや足の裏が黄色くなるけど、そのうち手の甲や足の甲も黄色くなって、さらに食べ続けたら、顔もお腹も黄色くなるのじゃ。といっても、今は春だからだいぶ薄くなったけど。冬はもっと黄色かったのじゃ」
何を言ってるんだろう。拓海はあとずさった。中学生か高校生に見える。でも見かけたことのない顔だ。
「そうじゃ」と、女の子が思い出したように手をたたいた。
「ここって、西村実さんのみかん園かどうか知ってる?」
「え、じいちゃんを知っとるん?」
「孫なの?」
女の子がぱっと笑顔になった。
「よかった。やっぱりここが西村実さんのみかん園なのじゃ」
そう言うと、斜めにぶら下げたバッグから、定期券入れのようなケースを取り出した。
――本文より
西村拓海の目の前に突然あらわれた、少し変わった話し方をする女の子・長谷川ひなた。拓海の祖父がつくるみかんに感動して東京からはるばるやってきたという。困惑する拓海をよそに、ひなたと祖父はどんどん仲良くなり、いつのまにやら一緒にみかんを育てることに……。彼女に振り回されながら、みかん作りを通して少しずつ成長していく、甘酸っぱい青春小説。(「近刊情報」より)
商品詳細
- 出版社名
- 講談社
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 小学56年生 中学生
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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