ポバティー・サファリ イギリス最下層の怒り
発売日:2019年9月
- ページ数
- 342p
- ISBN
- 978-4-08-789010-5
- 著者情報
- マクガーヴェイ,ダレン(マクガーヴェイ,ダレン)(McGarvey,Darren)
作家、コラムニスト、ラッパーであり、社会問題へのコメンテーターとして定期的にメディアにも出演。ロキの芸名でも知られる。グラスゴー南部のポロック育ち。2015年にはスコットランド警察暴力抑止部隊にラッパーとして初めて招聘され、スコットランド各地の特に困難な状態にあるコミュニティで活動を続けている
山田 文(ヤマダ フミ)
翻訳家。イギリスの大学・大学院で西洋社会政治思想を学んだのち、書籍翻訳に携わる
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商品説明
ダレン・マクガーヴェイは、貧困とその破壊的な影響を当事者として経験した。したがって、イギリス中の恵まれないコミュニティで人々がないがしろにされていると感じ、怒りを燃やしている理由を知っている。そして、それを説明したいと考えている。読者はある種のサファリに招待される。野生動物を安全な距離から眺めるようなサファリではない。読者を貧困の内側に引きこみ、その窮迫がどのように感じられるのか、それを乗り越えるのがいかにむずかしいのかを示すのが本書である。マクガーヴェイは、左右両派がいずれも現実の貧困を誤解していると論じ、状況を変えるために自分自身を含めて人々に何ができるのかを示す。切れ味鋭く、大胆で誠実に語られる『ポバティー・サファリ』は、現在のイギリスについて忘れがたい洞察を示してくれる。2018年オーウェル賞受賞。
J・K・ローリング(作家)、ケン・ローチ(映画監督)ほかイギリスで絶賛の嵐。
ついに日本語訳、登場!
「オーウェルが21世紀の英国に生きていたらこんな本を書いたはずだ」――ブレイディみかこ
なぜイギリスは混乱続きなのか?
最貧困地区で育った著者の生い立ちから解き明かす。
――それは間もなく訪れる日本の姿でもある。
【ブレイディみかこ氏による序文より】
この作品は2018年のオーウェル賞を受賞している。ダレン自身の回顧録(=ポバティー・サファリ)と
新ラディカリズム論を融合させた本作は、ジョージ・オーウェルの『パリ・ロンドン放浪記』の現代版と評された。
選考委員長のアンドリュー・アドニスは本作についてこうコメントしている。
「これは緊縮財政を嘆き悲しむだけの作品ではなく、個人の力への賛歌だ。
社会全体に対する批評でもあり、個人の自由とエンパワメントを呼びかける声でもある」
これほど端的に本作の魅力を言い当てたことばもないだろう。
右と左だの、上と下だのといった大きなことばを用いた政治・社会批評(わたしもそんなことを言ったことがあるひとりだ)が見失ってきた
「人間」という基本のコンポーネントを本作は力強くルネッサンスさせているからだ。
その意味では本作は、「ポリティカル・ライティングを芸術に」というオーウェルの野望を継承する文学的政治批評と言ってもいい。
だからこそ、この本を読む者は、頭だけでなく心まで揺さぶられてしまうのだ。
そしてこの「個人的な経験に基づいたソーシャル・リアリズム」というオーウェルのテーマの王道を行く本の全体にこそ、
日本の人々がいま英国についてもっとも知りたいことが書かれているはずである。
※発売日が変更になりました
9月26日→9月27日
目次
罪と罰
ヒストリー・オブ・バイオレンス
野生の呼び声
ジェントルメン・オブ・ザ・ウェスト
審判
れっきとした都市
一九八四年
忠誠の問題
オン・ザ・ロード
カッコーの巣の上で〔ほか〕
商品詳細
- 出版社名
- 集英社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:POVERTY SAFARI
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