悪声

いしいしんじ/著

発売日:2019年8月

  • 悪声
  • 悪声
ページ数
493p
ISBN
978-4-16-791330-4
著者情報
いしい しんじ(イシイ シンジ)
1966年大阪生まれ。京都大学文学部仏文学科卒。96年に短篇集『とーきょーいしいあるき』(のち『東京夜話』に改題)、2000年、初の長篇小説『ぶらんこ乗り』を出版。03年『麦ふみクーツェ』で第18回坪田譲治文学賞、12年『ある一日』で第29回織田作之助賞、16年『悪声』で第4回河合隼雄物語賞受賞

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商品説明

廃寺のコケの上に置かれた赤ん坊「なにか」。「ええ声」を持つ彼は、ある夫婦に引き取られ「オニちゃん」と呼ばれて成長する。ある時、その特別な声を否定され、いつしか「悪声」となっていく―。迸るイメージ、疾走するストーリー。まっさらな姿勢で見たまま感じたままを連ね、河合隼雄物語賞を受賞した力作長篇。

「ええ声」を持つ「なにか」はいかにして「悪声」となったのか――ほとばしるイメージ、疾走する物語。著者入魂の長編小説。

「なにか」は、ある重みをもって、廃寺のコケの上にそっと置かれた――京都のはずれの廃寺に捨てられたみどりごは、コケに守られながら生をつなぎ、やがて犬のブリーディングと桜の剪定を生業とする花崎さんに引き取られる。

「なにか」の声は、居合わせた誰もがはっと振り返るような特別なものだった。長じて歌うことを覚えた「なにか」は、アムステルダムからやってきたサックス・プレイヤーの「タマ」と「あお」の父娘といっしょに、生駒の方舟教会でライブを行う。

奔放な想像力が魅力の、現代を代表する物語作家いしいしんじ。そのいしいさんが、筋立ても分量も、あらかじめ何も決めずに想像の赴くままに書き進めた、少年の一代記。

第4回河合隼雄物語賞受賞作。

解説・養老孟司(「近刊情報」より)

商品詳細

シリーズ名
文春文庫 い84-2
出版社名
文藝春秋
サイズ
16cm
対象年齢
一般
フォーマット
文庫

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