「戦場のピアニスト」を救ったドイツ国防軍将校 ヴィルム・ホーゼンフェルトの生涯
発売日:2019年8月
- ページ数
- 332,2p
- ISBN
- 978-4-560-09712-0
- 著者情報
- フィンケ,ヘルマン(フィンケ,ヘルマン)(Vinke,Hermann)
1940年生まれ。ドイツのジャーナリスト、作家。「白バラ」グループのゾフィー・ショル、「ローテ・カペレ」のカト・ファン・ボンチェス、ノーベル平和賞受賞者カール・オシエツキーら、ナチス抵抗運動家に関する著作がある。なかでも「ドイツ青少年文学大賞」を受賞したゾフィー・ショルの評伝をはじめ、青少年の読者を対象にした現代史関連の著作も多い
高田 ゆみ子(タカダ ユミコ)
1956年大阪生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒業。東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了
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商品説明
迫害された数多のポーランド人やユダヤ人を救済した、「正義の人」の素顔とは?ドイツ青少年文学大賞受賞の作家が、「軍服を着た博愛主義者」の悲運の生涯を、書簡と日記で再現する。写真多数収録。
「私の眼の前にいるのは、いつも人間だ」
映画『戦場のピアニスト』では、ユダヤ系ポーランド人ピアニストのシュピルマンが戦禍を免れ、ワルシャワ陥落直前、ドイツ人将校に発見されて絶体絶命という緊迫したシーンがある。ところが、そのドイツ人将校は、ピアニストの彼にピアノを弾かせて励まし、食料を運んで命を救った。
本書は、まさにその「ドイツ国防軍将校、ヴィルム・ホーゼンフェルトの生涯」を描いた歴史読物だ。近年まで知られていなかったが、彼の日記と妻と交わした大量の書簡が発見された。ホーゼンフェルトは、「シンドラー」、「白バラのショル兄妹」、「杉原千畝」の陰に隠れていたが、迫害された数多のポーランド人やユダヤ人を彼が救済したことが明らかになったのだ。ヒトラーとナチズムを信奉していたホーゼンフェルトは、絶滅戦争の真実を目の当たりにして、「救済による抵抗運動」へと転じたのだった。
本書は、《ドイツ児童文学大賞》受賞の作家が、勇気と倫理を貫いた「正義の人」の生い立ちから、家族関係、悲運の最期までを、史実をたどりながら書簡と日記で再現する。夫婦で交わした率直な思い、愛情、不安や迷いを伝える文章は、読者の心を揺さぶるだろう。写真多数収録。(「近刊情報」より)
※発売日が変更になりました
7月23日→7月26日
目次
序文 私の眼の前にいるのは、いつも人間だ
第1部 カトリシズムと身体文化(ヘッセン州の村で
第一次世界大戦―喜び勇んで命令に従った ほか)
第2部 批判的服従(私もその一員なのだ
ポーランドで―捕虜施設の建設 ほか)
第3部 共犯的罪悪感と、救済による抵抗運動(ユダヤ住民の殺戮という大罪
ユダヤ人の運命―彼らはなぜ、沈黙したまま抗議の声をあげないのか? ほか)
第4部 ソヴィエトの捕虜となって(君たちのことがいつも気がかりだ
救出への試み―神経戦 ほか)
エピローグ 遅すぎた顕彰―諸国民の中の正義の人
商品詳細
- 出版社名
- 白水社
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:ICH SEHE IMMER DEN MENSCHEN VOR MIR
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