正義の教室 善く生きるための哲学入門

飲茶/著

発売日:2019年6月

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ページ数
349p
ISBN
978-4-478-10257-2
著者情報
飲茶(ヤムチャ)
東北大学大学院修了。会社経営者。哲学や科学などハードルの高いジャンルの知識を、楽しくわかりやすく解説したブログを立ち上げ人気となる。日常生活に哲学的思考を取り入れてほしいという思いから、哲学サロン「この哲学がスゴい!」を主宰

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商品説明

ソクラテス、プラトン、ベンサム、キルケゴール、ニーチェ、ロールズ、フーコーetc。人類誕生から続く「正義」を巡る論争の決着とは?私立高校の生徒会を舞台に、異なる「正義」を持つ3人の女子高生のかけ合いから、「正義」の正体があぶり出される。

30人の幼児と自分の娘、どちらを助ける?

ソクラテス、プラトン、ベンサム、
キルケゴール、ニーチェ、ロールズ、フーコーetc。

哲学者たちは「正義」をどう考えたのか?

★佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)
「抜群に面白い。サンデル教授の正義論よりもずっとためになる」

本書の舞台は、いじめによる生徒の自殺をきっかけに、
学校中に監視カメラを設置することになった私立高校。

平穏な日々が訪れた一方で、「プライバシーの侵害では」と
撤廃を求める声があがり、生徒会長の「正義(まさよし)」は、
「正義とは何か?」について考え始めます……。

物語には、「平等」「自由」そして「宗教」という、
異なる正義を持つ3人の女子高生(生徒会メンバー)が登場。
交錯する「正義」。ゆずれない信念。トラウマとの闘い。
個性豊かな彼女たちとのかけ合いをとおして、
正義(まさよし)が最後に導き出す答えとは! ?

★登場人物
今中正義(いまなか・まさよし)
生徒会長。名前の影響で、正義感の強い男の子であったが、
真面目に正義を唱えているうちにクラスメイトから無視され、
イジメを受けた経験を持つ。したがって、正義や道徳に対して
ニヒル(懐疑的)な面もあるが、基本的にお人よし。

■それぞれの「正義」を持つ3人の女の子たち

最上千幸(もがみ・ちゆき):会計・功利主義・幼馴染
「最大多数の最大幸福」を信条としており、
あらゆることに「ハッピーポイント(幸福値)」を計算し、
その合計値が高い方を正義と主張する女の子。
幼いころ、正義(まさよし)に助けられたことがあり、
彼には昔の正義感あふれる人間に戻ってほしいと思っている。

リバティ・自由(みゆう)・フリーダム:書記・自由主義・帰国子女
自由は人間に与えられた権利であり、それを守るものが正義、
それを害する(制限する)ものが悪だと考える女の子。
お金持ちのお嬢様で、まったく自由のない家に生まれており、
そのため自由に対して固執し、自由を阻害する発言には徹底的に攻撃する。

徳川倫理(とくがわ・りんり):副会長・直観主義・和風
絵に描いたような道徳的な優等生で、平等や自由よりも、
美徳(正義らしい行い)を求める女の子。
しかし、それは独善的だと周囲から追い詰められる場面も。
昔、正義感にあふれる父親がトロッコ問題のような状況に追い込まれ、
世間から非難を浴び、心を痛めている。

風祭封悟(かざまつりふうご)
倫理の授業の先生。スキンヘッド。色眼鏡。タートルネック。
生徒たちに、倫理学の基礎、そして問題点について教える。

★本文より抜粋
人間が持つ3種類の「正義の判断基準」、
それは「平等、自由、宗教」の3つだ。

意外にあっさりとした答えだった。
本当にそんなものなのかな。

本当にこの3つだけなのか? そう疑問に思う人もいるだろう。
だが、少し視野を広げて、世界レベルで考えてみてほしい。
実際のところ世界を見渡せば、「平等」を尊重する国、
「自由」を尊重する国、「宗教」を尊重する国の3種類があり、
それぞれが自国の正義を訴え、いがみ合っていることに気づくはずだ。

目次

プロローグ ある男の選択
第1章 倫理的な彼女たち
第2章 3種の正義「平等、自由、宗教」
第3章 平等の正義「功利主義」
第4章 幸福は客観的に計算できるのか?―功利主義の問題点
第5章 自由の正義「自由主義」
第6章 格差を広げ、弱者を排除してもいいのか?―自由主義の問題点
第7章 宗教の正義「直観主義」
第8章 人は正義を証明できるのか?―直観主義の問題点
第9章 正義の終焉「ポスト構造主義」
エピローグ 正義の決断

商品詳細

出版社名
ダイヤモンド社
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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