「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい
発売日:2018年11月
- ISBN
- 978-4-06-513720-8
- 著者情報
- 森 達也(モリ タツヤ)
1956年広島県生まれ。映画監督、作家、明治大学特任教授。’98年にオウム真理教信者達の日常を追うドキュメンタリー映画『A』を公開、ベルリン国際映画祭などに正式招待される。2001年、続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。作家としては、’10年に刊行した『A3』で第33回講談社ノンフィクション賞を受賞
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商品説明
オウムのドキュメンタリーを撮影して以降、「遺族感情を踏みにじるのか」「被害者のことを考えろ」そうした罵声を著者は浴び続けてきた。しかし、被害者でも遺族でもない彼らがなぜこれほど居丈高になれるのか。オウム真理教と死刑、九・一一と監視社会、排他主義とレイシズム。危機感を煽られ、集団化する日本を撃つ。
死刑存続論者の多くは、「死刑制度がある理由は被害者遺族のため」と言う。しかし、著者は問う。「自分の想像など被害者遺族の思いには絶対に及ばない。当事者でもないのに、なぜこれほど居丈高に、また当然のように死刑を求められるのか?」本書は、死刑制度だけでなく、領土問題、戦争責任、レイシズム、9・11以後、原発事故、等々、多岐にわたる事象を扱う。日本に蔓延する「正義」という名の共同幻想を撃つ!(「近刊情報」より)
目次
第1章 「殺された被害者の人権はどうなる」このフレーズには決定的な錯誤がある(「殺された被害者の人権はどうなる」このフレーズには決定的な錯誤がある
「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい ほか)
第2章 善意は否定しない、でも何かがおかしい(「守らなければ」という思いが、結局、大切な人を殺してしまう
目を背けてはいけない。多くの命が苦しみ、悶えている ほか)
第3章 「奪われた想像力」がこの世界を変える(どう考えてもおかしい。スリッパを重ねる意味は何だろう
本人がいて、運転免許証もある。それなのになぜ印鑑が必要なのか ほか)
第4章 厳罰化では解決できない、この国を覆う「敵なき不安」(毎日が「特別警戒」という矛盾。その弊害は深刻だ
「叫びたし 寒満月の割れるほど」獄中で詠まれたあまりにも悲痛な歌 ほか)
第5章 そして共同体は暴走する(「テロとの戦い」、このフレーズを何度耳にしてきたことだろう
ナチスの最高幹部であるアイヒマン。彼はいったい誰に従ったのか ほか)
商品詳細
- シリーズ名
- 講談社文庫 も38-2
- 出版社名
- 講談社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
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