帝国化する日本 明治の教育スキャンダル
発売日:2018年9月
- ISBN
- 978-4-480-07174-3
- 著者情報
- 長山 靖生(ナガヤマ ヤスオ)
1962年生まれ。鶴見大学歯学部卒業。歯学博士。開業医のかたわら、世相や風俗、サブカルチャーから歴史、思想に至るまで、幅広い著述活動を展開する。著書『日本SF精神史』(河出書房新社、日本SF大賞・星雲賞)、『偽史冒険世界』(筑摩書房、大衆文学研究賞)など多数
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商品説明
日清・日露戦争に勝利した日本は帝国化に向かうべく、また青年層の贅沢化と個人主義化への懸念を払拭するために、国民教育における愛国教育を推進した。それはやがて妄想レベルにまで進み、三つの象徴的事件―哲学館事件、南北朝正閏論争、進化論問題を引き起こす。これらのスキャンダルから、明治初頭の実学優先・合理主義の教育が教養・精神主義に転換し、国家と天皇の神聖化、帝国神話強化に向かうメカニズムを解読する。教育の右傾化が危惧される今こそ必読の一冊。
明治初頭の合理主義はどこで精神主義に転換し、妄想的な愛国主義へ転化したのか。哲学館事件などの教育スキャンダルから、帝国神話形成のメカニズムを解読する。
(「近刊情報」より)
目次
第1章 国民皆教育と教科書疑獄事件―国定教科書への道(功利的誘導と道徳の矛盾
教科書会社による贈賄疑惑 ほか)
第2章 哲学館事件―倫理学と国民道徳の分離(井上円了の教育事業
事件の経緯 ほか)
第3章 南北朝正閏論争―五人の天皇が消された教育事件(論争の歴史的経緯
政治問題化と世論の沸騰 ほか)
第4章 進化論と国家思想―イデオロギーと科学が対立する時(進化論の移入
加藤弘之―天賦人権から進化論的帝国へ ほか)
第5章 若旦那世代の欲望―贅沢化と日本回帰(享楽的な大正青年
幻想の故郷・日本への回帰 ほか)
商品詳細
- シリーズ名
- ちくま新書 1357
- 出版社名
- 筑摩書房
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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