107小節目から
発売日:2018年9月
- ページ数
- 238p
- ISBN
- 978-4-06-512665-3
- 著者情報
- 大島 恵真(オオシマ エマ)
1963年、静岡県生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒。制作会社にライターとして勤務後、フリーのライター、イラストレーター、ブックデザイナーとして活動。2017年、『107小節目から』で第58回講談社児童文学新人賞の佳作に入選した。校閲の仕事をしながら、作品を執筆している
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商品説明
泳いでいるとき、由羽来の頭の中には、音楽が流れている。それは、泳いでいる苦しさを忘れるため。そして、本当は音楽をやりたい自分を消してしまうため―。世界に一着しかない服を作る夢に破れて暴力を振るうようになった父と、家族への気持ちを言葉にしようとしない母のいる家で、由羽来も家族をあきらめている。父に命じられるままスイミングクラブで泳ぐ由羽来の心に、ドボルザークの交響曲「新世界より」が響くとき、彼女の世界は変わるのだろうか―。最後の一行まで小六の少女に寄り添って描かれた、切なくも優しい児童文学の誕生。
スイミングスクールで泳いでいるとき、由羽来(ゆうら)の頭の中には、音楽が流れている。それは、泳いでいる苦しさを忘れることができるから。そして、本当は音楽をやりたい自分を消すことができるから――。
「世界に一着しかない服を作ろう」とアトリエを開いたはずの父は、いつしか「好きなことは、お金にならない」と口にするようになり、逼迫する家計を直視せず、親戚に借金までして強制的に由羽来に水泳を習わせ、そして母に暴力を振るうようになった。それでも由羽来は、ドヴォルザークの交響曲「新世界より」を通じて、父とつながっている。音楽の楽しさを教えてくれたのは、ほかでもない父だから……。
小六の少女は、父から支配されている自分に気がつくとともに、過去にとらわれてマイナスの感情に支配されている父の弱さにも目を向ける。そして、自分の気持ちを伝えられるようになっていく娘の姿を見て、母は、そして父は――。
いま、水の中にいるみたいに息が苦しいって感じているみんなに伝えたい。
「いつも思ってたよ。なんで、やりたいことをやらないのかなあって」
【対象:小学上級以上、第58回講談社児童文学新人賞佳作入選作】
(「近刊情報」より)
目次
世界はいつものように
お守りに願いを入れて
だめは重い石のよう
休符とフェルマータをみつけた
107小節目から
商品詳細
- 出版社名
- 講談社
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 小学56年生
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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