アメリカ民主主義の衰退とニーチェ思想 ツァラトゥストラの経済的帰結

山田由美子/著

発売日:2018年6月

  • アメリカ民主主義の衰退とニーチェ思想 ツァラトゥストラの経済的帰結
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ISBN
978-4-409-04110-9

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商品説明

気弱なノーベル賞作家、ネオコンと闘う!?

そのささやかな抵抗からアメリカ民主主義と経済の盛衰を描き出す。



少数のエリートが大多数の劣れる者を支配するのは「平等」なシステムなのか?



新自由主義による経済格差、軍需産業の拡大、人文学の衰微…



なぜ民主主義は衰退し左翼は力を失ったのか?



ニーチェ思想に影響を受けネオコンの思想的バイブルであった、御用学者アラン・ブルームの『アメリカン・マインドの終焉』。それに対し、ケインズを敬愛するノーベル賞作家ソール・ベローは、アメリカの政治の暗部を暴露した小説『ラヴェルスタイン』を命がけで書く。トーマス・マンに果たしえなかった芸術家の社会的責任とは?



本書では、ニューディールからリーマンショックにいたるアメリカ民主主義の盛衰の原因を、政治・経済・文化に胚胎したニーチェ思想の解釈を手掛かりにして学際的に究明する。

目次

序章 ノーベル賞作家の二〇〇〇年問題
1 剣より弱し
2 「粋な」裏切り
3 殉葬行進曲

第1章ノーベル賞作家「生け捕り」計画
1 不穏な人事
2 フライパン(ルーマニア旧右翼)から火(米国新右翼)の中へ
3 親愛なるエリート諸君――『アメリカン・マインド』の衝撃
4 ノーベル賞作家の「変節」

第2章「保守派ルネサンス」と民主主義の黄昏
1 旧左翼から新右翼へ――新保守主義(ネオコンサーバティズム)の誕生
2 ダブルスタンダードの民主主義――ネオコンとレオ・シュトラウスの接点
3 CPD(現在の危機に関する委員会)とレーガンの「政略クーデター」
4 帝国の逆襲--スターウォーズから『ランボー3』まで
5 甦るレーガン神話と「歴史の終わり?」

第3章ソフトボイルド・アクション――「公的作家」とは何か
1 「ネオコン作家」と呼ばれて
2 目覚めよ、賢明なる反対者――『アメリカン・マインド』「緒言」の警告
3 「公的作家」の責務
4 怖い奴ほど笑わせろ――ラジカル・アンチヒーロー
5 JFKの悲劇と軍産複合体

第4章ツァラトゥストラと共に海を渡る――もう一人のノーベル賞作家
1 アポロ十一号と『六九年のディオニュソス』――権力闘争の下部構造
2 その名はニーチェ――『アメリカン・マインド』の源泉
3 左右ニーチェ争奪戦
4 エリートのために――『ヴェニスに死す』教育
5 悪魔にもらったノーベル賞---亡国詩人トーマス・マン

第5章 ケインズ、カムバック!――アメリカン・ノーベリストの逆襲
1 「戦犯」は誰か――「ツァラトゥストラ」の由来
2 トリクル、トリクル、スノビズム――デマゴーグ三段商法
3 「フリードマン、ゴーホーム!」――光と闇の授賞式
4 ニューディールと米国ケインズ革命の遺産
5 リヴァイアサンに銛を打て――二〇世紀の総括へ

終章 ツァラトゥストラの経済的帰結
1 十年一剣を磨く
2 リンカーンがサルなら私はヒヨコ
3 ニュルンベルクとNBA――クローン量産システム
4 「ヴェニス」に生きるか斃れるか―米独ノーベル賞作家ミレニアム最終戦
5 Dデーに向けて---「ツァラストゥラの経済的帰結」

エピローグ 千年紀を超えて――全国民よ、「エリート」たれ!

あとがき
注
参考文献

商品詳細

出版社名
人文書院
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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