この血の流れ着くところ
発売日:2018年7月
- ISBN
- 978-4-10-350572-3
- 著者情報
- 滝田 愛美(タキタ エミ)
1981年東京都生まれ。東京外国語大学外国語学部(朝鮮語)、東京大学文学部(宗教学)卒業。第13回「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞し、2016年、『ただしくないひと、桜井さん』で単行本デビュー
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商品説明
物心ついたとき、わたしはもう「幕屋」で暮らしていた。そこは、今でいう「シェアハウス」のような場所で、神様の話をする「先生」のもと、風俗と覚しき仕事をしている女の人や、行き場のない母子が共同生活を営んでいた。先生を崇拝していた母は、少ない稼ぎのほとんどを幕屋に入れ、「ほんまに立派な人なんやで」が口癖だったが、父親の記憶がないわたしは、大人の男性である「先生」と、どう接していいか分からずにいた。そんなある日、先生の小さな嘘を知ったことをきっかけに、わたしと先生は、誰にも言えない、「秘密の儀式」の共犯者となる。―あのことは、決して「なかったこと」になんかできない。貧困、いじめ、共同生活、シングルマザー、そして信仰。親が子の幸せを願うとは、いかなることか?親子とは、いったい何なのだろうか?
万人受けする小説ではないかもしれません。けれど、響く人には、一生の友になるはずです。
母のようにだけはなるまい、と心に決めて生きてきた。なのに、気付けば母と同じことをしている自分がいる。この娘も、母や私のようになってしまうのだろうか――。
貧困、いじめ、シェアハウス、シングルマザー、そして信仰。我が子の幸せを願うとは、いかなることか?
世の毒親物とは一線を画し、ここに母娘小説は極限を見る。
(「近刊情報」より)
商品詳細
- 出版社名
- 新潮社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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