発達障害と少年犯罪 (新潮新書)

  • 発達障害と少年犯罪 (新潮新書)
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ISBN
978-4-10-610766-5
著者情報
田淵 俊彦(タブチ トシヒコ)
1964(昭和39)年生まれ。ジャーナリスト、プロデューサー。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京入社。制作会社プロテックスのディレクターとして、NNNドキュメントの取材を担当

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商品説明

発達障害と犯罪に直接の関係はない。しかし、発達障害をもつ子どもの特性が、彼らを犯罪の世界に引き込んでしまう傾向があることは否めない。そんな負の連鎖を断ち切るためには何が必要なのか。矯正施設、加害者になってしまった少年たち、彼らを支援する精神科医、特別支援教育の現場など、関係者を徹底取材。敢えてタブーに切り込み「見たくない事実」を正面から見据えて問題解決の方策を提示する。

発達障害と犯罪に直接の関係はない。しかし……。
負の連鎖を断ち切るには何が必要なのか。
矯正施設、加害少年、更生の現場などを徹底取材。
敢えてタブーに正面から切り込み、問題解決の方策を提示する。
(「近刊情報」より)

本書は、2016年5月15日に放映されて関係者の間で大反響を呼んだNNNドキュメント「障害プラスα~自閉症スペクトラムと少年事件の間に~」の取材を元に構成されたものです。

タイトルから、「発達障害=犯罪者のレッテルを貼っているのか」と思われる方もいるかも知れませんが、もちろんそうではありません。発達障害と犯罪に直接の関係はありません。しかし、発達障害ゆえの特性──コミュニケーションのとりにくさ、こだわりの強さ、他人の気持ちへの理解の乏しさなど──が理由で、本人が虐待を受けたり、孤立してしまったり、誤解を受けたりということが起こると、それが結果的に犯罪(加害者にせよ被害者にせよ)につながってしまう、という傾向があることは否めないのです。

本書はそうした事実を冷静に見据えつつ、実際に加害者となってしまった少年たち、矯正施設や学校の関係者、トラウマ治療の現場、発達障害をもつ子どもたちを支える精神科医などに取材し、事態を改善させる方策を探ったものです。
見えてくるのは、発達障害をもつ子どもたちがしばしば放置されたままになっていること、同じく発達障害をもつ親などからの「虐待の連鎖」ともいうべき事態に身を置かれていること、その意味でたまたま加害者になってしまった子どもたちも実際には「被害者」の側面が強いこと、などの容易ならざる事態です。読後に重い課題を残す本ではありますが、著者の問題意識を共有頂き、ぜひ手に取って頂ければ幸いです。

目次

第1章 猟奇殺人の背景にある発達障害
第2章 自閉症スペクトラム障害は、ここまでわかってきた
第3章 虐待が脳を破壊する
第4章 矯正施設にいる少年たちは何を語ったか
第5章 矯正施設から始まった画期的トレーニング「コグトレ」
第6章 教育現場での取り組み
第7章 トラウマ治療の現場に入る
第8章 「出世魚現象」を防げ

商品詳細

シリーズ名
新潮新書 766
出版社名
新潮社
対象年齢
一般
フォーマット
新書・選書

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