比較不能な価値の迷路 リベラル・デモクラシーの憲法理論「増補新装版」
発売日:2018年4月
- 版数
- 増補新装版
- ISBN
- 978-4-13-031191-5
- 著者情報
- 長谷部 恭男(ハセベ ヤスオ)
1956年広島に生まれる。1979年東京大学法学部卒業。早稲田大学法学学術院教授。東京大学名誉教授
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商品説明
憲法の本質に迫る。法の根源に深く分け入る不朽の名著、憲法論議が始まる節目に合わせ、更に充実。「法の不確定性と解釈について」「普遍主義の罠、科学主義の誤謬」の二論考を新たに書き下ろし収録、ロングセラーが甦る。
法の根源に鋭く迫る名著の増補新装版.権威の正当性,価値の比較不能性,法の理解と法の解釈の相違,法の支配の観念など,さまざまなテーマを深く広く考察し,憲法を支える理論の確かな理解を促す.憲法論議が本格的にはじまる転換期に合わせ書き下ろしの補論を追加した,ロングセラー待望のリニューアル.
目次
増補新装版はしがき
第1章 国家はそもそも必要なのか?
1 政府機能の全面民営化論
2 政府の権威は正当化可能か
第2章 比べようのないもの
1 マッキンタイアの疑問
2 かけがえのなさ
3 憲法理論の比較不能性
ほか
第3章 コモン・ローの二つの理解
1 合意の可能性と比較可能性
2 実証主義モデル
3 伝統モデル
ほか
第4章 文化の多様性と立憲主義の未来
1 問題の設定
2 近代立憲主義の特質
3 現代立憲主義とウィトゲンシュタイン
ほか
第5章 理性の彼方の軽やかな希望――「ポストモダン=新しい封建制?」という疑問にポストモダニズムは答えられるか――
1 はじめに
2 悪質な相対主義?
3 生活様式と言語ゲーム
ほか
第6章 多数決の「正しさ」――ルソーの一般意思論とコンドルセの定理――
1 コンドルセの定理
2 ルソーの一般意思論
3 グロフマンとフェルドの解釈
ほか
第7章 それでも基準は二重である!――国家による自由の設定と規制――
1 井上達夫教授の疑問
2 筆者の反論と森村教授の再批判
3 経済活動規制と民主的政治過程――違憲審査基準論の背景
ほか
第8章 制定法の解釈と立法者意思――アンドレイ・マルモア博士の法解釈理論――
1 トロペール教授の「解釈」
2 ウィトゲンシュタインのパラドックス
3 パラドックスの解決――解釈によらない理解
ほか
第9章 司法審査と民主主義の正当性
1 リベラリズムと価値判断の多元性
2 「伝統的裁判官」と「政治的裁判官」――樋口=小田中論争の一側面
3 民主的政治過程の自己保存
ほか
第10章 法の支配が意味しないこと
1 はじめに
2 ダイシーの不思議な法の支配
3 法に従う
ほか
第11章 厳格憲法解釈論の本質と精神
1 厳格憲法解釈論の内容
2 厳格憲法解釈論の本質――厳格な意味における「法の支配」
3 憲法規範の存在形式
ほか
補論I 法の不確定性と解釈について
1 内容の紹介
2 若干の考察
3 ミシェル・トロペールの解釈理論・再訪
ほか
補論II 普遍主義の罠,科学主義の誤謬――バーナード・ウィリアムズの「人間知としての哲学」に寄せて――
1 はじめに
2 絶対的観念と科学主義的誤謬
3 歴史探求の不可欠性
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 東京大学出版会
- フォーマット
- 単行本
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