三つの空白 太宰治の誕生
発売日:2018年5月
- ISBN
- 978-4-560-09628-4
- 著者情報
- 鵜飼 哲夫(ウカイ テツオ)
1959年名古屋市生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。1983年読売新聞社に入社。1991年から文化部記者として文芸、読書面を担当。現在読売新聞東京本社編集委員
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商品説明
桜桃忌70年。空白期を経るたびに脱皮していく作家の姿を、読売新聞名物記者が、新たな視点で捉え直す。
ぐっと太宰が近づいてくる
2018年6月13日は太宰治没後70年にあたり、2019年6月19日は生誕110年を迎え、東京・井の頭公園には新たな文学館が開設されるという。
現在もなお多くの人々に読み継がれる太宰治だが、自分の人生を啄むようにして小説を書いてきたこの作家には、作品を執筆しない三回の空白期間があり、その空白はいずれも「死」や「別離」に彩られていた。本書は数ある先行書籍があまり指摘してこなかったこの「空白期」にスポットを当て、そこから新たな作家像を探ろうという意欲的な試みに満ちた1冊である。
最初の空白は、昭和2年春、旧制弘前高等学校に進学してからの1年ほどで、翌年5月に「無間奈落」を発表するまで一つも創作を発表していない。
二度目の空白は、昭和5年4月に東京帝国大学仏文科進学後、「学生群」を7月から11月まで連載した後、昭和8年2月に短編「列車」を発表するまでの2年以上の長い期間である。
第三の空白は昭和10年鎮痛剤中毒に陥って苦闘生活が続き、井伏鱒二の紹介で石原美知子と結婚するまでの時期。この三つ目の空白を経て、結婚を機に生活を建て直し、「富嶽百景」に始まる明るい佳品が生まれる。
読売新聞名物記者の筆さばきが、ぐっと太宰を読者に近づけていく。
(「近刊情報」より)
目次
序章
第1章 空白以前(津軽・金木町
叔母キヱと子守のタケ ほか)
第2章 第一の空白(旧制弘前高等学校時代
「細胞文藝」の創刊と挫折 ほか)
第3章 第二の空白(帝大入学・四方八方破れかぶれ
実家からの分家除籍 ほか)
第4章 第三の空白(入院
初代の不義 ほか)
終章
商品詳細
- 出版社名
- 白水社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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