戦争文化と愛国心 非戦を考える

海老坂武/〔著〕

発売日:2018年3月

  • 戦争文化と愛国心 非戦を考える
  • 戦争文化と愛国心 非戦を考える
ISBN
978-4-622-08518-8
著者情報
海老坂 武(エビサカ タケシ)
1934年東京に生まれる。東京大学文学部仏文科卒業。同大学院(仏語・仏文学)博士課程修了

¥4,180 税込

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商品説明

戦後の厭戦と反戦の雰囲気から、少しずつ、少しずつ、何がどう変わって、いまの日本になったのか。細部に宿る“戦争文化”とたたかうために、私たちに何ができるのか。

「大東亜戦争」の始まりを国民学校一年生で迎え、「皇国の少国民」であることが最初のアイデンティティだった……
教科書に歴史物語、軍歌。家庭では新聞や雑誌、ラジオを通じて、戦争の言葉を、時代の狂気を擦り込まれた少年時代。その鮮やかな記憶に語らせながら、著者は戦争を誘発し、戦争への道を用意する〈戦争文化〉が、何によって、誰によって形作られ、どのように生活に忍び込み、日本を覆っていったかを検証してゆく。
〈私〉の経験を出発点に、さらにその外へ――1930年代の戦争文化を最大限に呼吸し、そのために生き、死んでいったわだつみ世代の若者たち。敗戦後の混沌と虚脱の中、価値の180度の転換を迫られた大人たち。戦争文化をさっさと脱ぎ捨てたかに見えた日本人一般の心の転回。
戦争文化は本当に解体されたのか。その核心にあった、あの〈愛国心〉はどうなったのか。
明治の時代の〈愛国心〉論議と〈愛国心〉批判、フランスに目を転じて、アラン、ジャン・ジオノの非戦論、さらに日露戦争時に始まる兵役拒否と不服従の思想。丸山眞男、加藤周一、鶴見俊輔ら「戦中世代」の残したものを受け止めなおしつつ、「戦後世代」の言説もみわたし、戦争文化と愛国心の歴史、そして、それに立ち向かう非戦の思想の系譜をたどる。政党でもなく、団体でもない私たち一人一人が、出来合いの処方箋のないところで、それでも何かを考え、何かを作り出してゆくために。

目次

第1章 国民学校一年生―言葉を擦り込まれた少年
第2章 戦争文化とは何か
第3章 古い上着よ さようなら
第4章 愛国心の行方
第5章 非戦思想の源流
第6章 兵役拒否と不服従の思想の源流
第7章 非戦の原理から不服従の思想へ
終章 少数の力のために

商品詳細

出版社名
みすず書房
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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