プレデール立地論と地政学 経済のグローバル化と国家の限界
発売日:2018年3月
- ISBN
- 978-4-657-18801-4
- 著者情報
- 水野 忠尚(ミズノ タダヒサ)
1946年、東京都に生まれる。1970年、一橋大学経済学部を卒業後、株式会社日本興業銀行に入行。1973年より1975年まで、同行よりドイツ連邦共和国ハンブルク大学に行費留学。2001年、同行を退行し、2012年までDIAMアセットマネジメント株式会社監査役等を歴任。2008年、早稲田大学大学院経済学研究科修士課程に入学、2016年博士課程を修了。博士(経済学)。専攻は経済思想
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商品説明
混迷する現代に秩序をもたらす手がかりを見出す。欧州統合論など経済と政治の関係を論じ続けたドイツを代表する経済学者について、本邦初の本格的研究。
イギリスのEU離脱、ロシアのクリミヤ半島問題、ウクライナの混乱、シリアをはじめとする中東の混乱、中国の強引な海洋進出、アメリカ・トランプ大統領の誕生、北朝鮮の核問題など、世界の安全保障をめぐる政治体制は不安定化している。
一方、経済面においても、リーマン・ショック、中国経済の減速などに象徴されるように、世界経済はグローバル化の進展とともに不透明感を増している。
こうした混迷する世界政治と世界経済に秩序をもたらす手がかりを与えるのが、アンドレアス・プレデール (1893-1974) が提示した立地論を基礎とした世界経済論である。プレデールは、経済空間と政治(国家)空間の範囲の違いから生ずる諸問題を検討し、経済効率を損なわないためには政治の調整、すなわち国際的な政治的統合が必要であると主張したドイツの経済学者である。その経済思想は、EUなど戦後のヨーロッパ統合のなかにも貫かれている。しかし、有名な学者であるにもかかわらず、日本においてはいま一つ知名度が低い。
本書は、プレデールに関する本邦初の本格的研究であり、混迷する現代に秩序をもたらす手がかりを見出そうとするものである。
目次
プレデールとは何者か
テューネン孤立国の社会モデル―合理的な農業生産と孤立国の社会
リストの立地空間と世界連邦
ヴェーバーの経済地理学批判と現実的理論
プレデールのヴェーバー批判とレッシュの見方―補完理論としての立地論と国境の扱い
国際分業をめぐるハーバラー、レオンティエフとの違い
プレデールの経済空間と政治空間の統合理論
ナチス広域経済圏構想におけるプレデール
プレデール立地論と地政学―戦時下の日本における誤解
プレデールの欧州統合論
プレデール理論の残された課題
本書のまとめ
商品詳細
- シリーズ名
- 早稲田大学エウプラクシス叢書 011
- 出版社名
- 早稲田大学出版部
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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