「大分岐」を超えて アジアからみた19世紀論再考
発売日:2018年3月
- ISBN
- 978-4-623-08225-4
- 著者情報
- 秋田 茂(アキタ シゲル)
1958年生まれ。1985年広島大学大学院文学研究科博士課程後期中退。2003年博士(文学)(大阪大学)。大阪大学大学院文学研究科教授
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商品説明
本書は19世紀アジアの経済発展をグローバルヒストリーの観点から検討する。従来、欧米中心の近代世界システムに従属的に包摂されたとされるアジアを、南・東南・東アジアでの農業開発・工業化に着目し、アジアの相対的自立性の観点から再考、20世紀後半の「東アジアの経済的再興」の起源を明らかにする。18世紀の「大分岐」により19世紀が「ヨーロッパの世紀」になったとのポメランツ「大分岐」論を相対化する意欲作。
本書は19世紀アジアの経済発展をグローバルヒストリーの観点から検討する。従来、欧米中心の近代世界システムに従属的に包摂されたとされるアジアを、南・東南・東アジアでの農業開発・工業化に着目し、アジアの相対的自立性の観点から再考、20世紀後半の「東アジアの経済的再興」の起源を明らかにする。18世紀の「大分岐」により19世紀が「ヨーロッパの世紀」になったとのポメランツ「大分岐」論を相対化する意欲作。
目次
緒 言(斎藤 修)
第I部 19世紀を再考する
第1章 アジアからみる19世紀像再考(秋田 茂)
1 本書の課題
2 19世紀の近代グローバル化と「大分岐」
ほか
第2章 インドと19世紀の世界経済(アディティア・ムカジー[秋田茂訳])
1 グローバル・サウスからの19世紀史再考
2 「修正主義」解釈の批判
ほか
第3章 19世紀のアメリカ帝国(A. G. ホプキンズ[安井倫子訳])
1 アメリカ「帝国」に関する新たな見解
2 プロト・グローバル化と帝国
ほか
第II部 アジアにおける工業化の端緒
第4章 19世紀末インド綿紡績業の発展と「アジア間競争」(秋田 茂)
1 「植民地工業化」論再考
2 19世紀末の英領インド「工業化」の概観
ほか
第5章 近代中国における機械工業の発展――1860-90年代の上海造船業を中心に(久保 亨)
1 中国近代工業の研究史
2 19世紀香港及び上海の外資系造船業の発展
ほか
第6章 アジア石炭貿易における日本とインド(杉山伸也)
1 グローバルヒストリーのなかの石炭
2 東南アジア・南アジアの石炭貿易――関係史的考察
ほか
第III部 アジアにおける農業開発
第7章 19世紀アジアの農業開発の評価をめぐって(水島 司)
1 アジアの小農開発とグローバル・エコノミーの展開
2 19世紀南インドの人口・土地・農業開発
3 開発の進展と制度的・経済的・社会的要因
ほか
第8章 インドネシア・北スラウェシにおけるコーヒー栽培――19世紀半ばにおける「自主栽培」の発展と貨幣経済の深化(太田 淳)
1 北スラウェシのコーヒー栽培と東南アジア経済史の課題
2 ミナハサの環境と歴史
ほか
第9章 タイ米経済の発展と土地法――1901年土地法制定とその影響(宮田敏之)
1 問題の所在――タイ米経済・土地法・ラーマ5世の外交戦略・担保登録
2 タイ米経済の発展
ほか
第10章 世紀転換期のインドシナ北部山地経済と内陸開港地――「華人の世紀」との連続性に注目して(岡田雅志)
1 インドシナ北部山地と広域経済
2 世紀転換期前後の地域間貿易構造
ほか
第11章 ロシア極東の経済発展と農業移民――人口移動から見たロシア帝国と東アジア(左近幸村)
1 ロシア極東へ向かう人々
2 19世紀のロシア極東統治の概要
ほか
商品詳細
- 出版社名
- ミネルヴァ書房
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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