〈電気ショック〉の時代 ニューロモデュレーションの系譜
- ページ数
- 447,84p
- ISBN
- 978-4-622-08678-9
- 著者情報
- ショーター,エドワード(ショーター,エドワード)(Shorter,Edward)
トロント大学医学部・医学史教授
ヒーリー,デイヴィッド(ヒーリー,デイヴィッド)(Healy,David)
バンガー大学精神科教授。医学博士
川島 啓嗣(カワシマ ヒロツグ)
1979年生まれ。東京大学文学部卒業。滋賀医科大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院を経て、公立豊岡病院精神科勤務。専門は電気けいれん療法
青木 宣篤(アオキ ノブアツ)
1982年生まれ。東京医科大学医学部卒業。済生会滋賀県病院で初期研修後、関西医科大学精神神経科学教室および公益財団法人青樹会滋賀八幡病院勤務。関西医科大学精神神経科学講座大学院生
植野 仙経(ウエノ センケイ)
1976年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。岐阜大学医学部卒業。京都府立洛南病院勤務。専門は精神医学、精神医学の哲学
諏訪 太朗(スワ タロウ)
1972年生まれ。神戸大学医学部卒業。京都大学医学部附属病院、公立小浜病院、医学研究所北野病院を経て京都大学大学院脳病態生理学講座(精神医学)助教。医学博士。専門は電気けいれん療法、精神医学史
嶽北 佳輝(タケキタ ヨシテル)
1977年生まれ。関西医科大学大学院医学研究科修了。ボローニャ大学留学を経て関西医科大学精神神経科学教室講師。医学博士。専門は精神薬理学、薬理遺伝学、電気けいれん療法
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商品説明
“電気ショック”は精神疾患を治せるか?電気けいれん療法をはじめとする身体療法の開拓者たちの証言と膨大な資料から、「ショック療法」の虚像と実像を峻別する。
「発見から70年経った今日、なぜ電気けいれん療法(ECT)が患者や多くの医師からひどい汚名を着せられているのだろうか? ECTはある意味において精神医学のペニシリンである」
19世紀後半に至るまで、精神科治療は鎮静に限られていた。1900年以降に精神薬理学の進歩が起こったのちも、症状の波に襲われているさなかの統合失調症とメランコリーの患者にとっては、医学は何の救いにもならなかった。家族は絶望し、カルテでは自殺のことが絶えず話題に上がった。
そんな失意の時代にあった精神科治療に光をもたらした「ショック療法」は、本当に非人道的で危険なだけの治療法なのだろうか? 本書はECTのみならず、その前史となるインスリン昏睡療法やメトラゾールけいれん療法、そして近年のニューロモデュレーションへと至る、精神科における身体療法の系譜を描くものである。
精神科治療においてECTの有効性が再評価されつつある今日、身体療法のパイオニアとなった医学者たちの足跡を追い、ショック療法がなぜこれほどまで忌避されてきたのか、その悲運の歴史を紐解く。
当事者たちの証言と膨大な文献・資料を渉猟し、互いに翻弄しあう20世紀の社会と精神医学界を描き切った、二人の医学史家による快著である。
目次
精神医学のペニシリン?
「統合失調症の経過における生物学的介入についての諸実験」
「電気で治る狂気」
大学病院から精神科病院へ―ショック療法は海を渡る
寝椅子か、治療台か?
「ECTはゾンビを作らず」
「脳を焼かれる!」
「ベドラム」の終焉と精神薬理学の時代
揺れる振り子―政治・法律・医療文化の変化がECTに与えた影響
エレクトロガールと新しいECT
磁気刺激と埋込型装置―新世紀の最新治療?
エピローグ―不合理な科学
商品詳細
- 出版社名
- みすず書房
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:SHOCK THERAPY
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