「大京都」の誕生 都市改造と公共性の時代1895〜1931年
発売日:2018年2月
- ISBN
- 978-4-623-08117-2
- 著者情報
- 伊藤 之雄(イトウ ユキオ)
1952年福井県大野市生まれ。1981年京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。名古屋大学文学部助教授、京都大学大学院法学研究科教授等を経て、現在、京都大学大学院法学研究科教授(法学部教授を兼任)
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商品説明
かつて「三都」の一つであった京都は、維新後の没落と都市間競争の激化にどう立ち向かったのか。明治前期の琵琶湖疏水建設に始まり、日露戦争後の都市改造事業である三大事業(第二疏水・上下水道・道路拡張と市電)による都市近代化、そして第一次世界大戦後の周辺市町村への中心市街地拡充という都市計画事業と景観保護の始まり。本書では、近代京都が行った二つの都市改造事業について、政治家や市職員、そして市民たちによる構想と展開を解明する。
かつて「三都」の一つであった京都は、維新後の没落と都市間競争の激化にどう立ち向かったのか。明治前期の琵琶湖疏水建設に始まり、日露戦争後の都市改造事業である三大事業(第二疏水・上下水道・道路拡張と市電)による都市近代化、そして第一次世界大戦後の周辺市町村への中心市街地拡充という都市計画事業と景観保護の始まり。本書では、近代京都が行った二つの都市改造事業について、政治家や市職員、そして市民たちによる構想と展開を解明する。
目次
はしがき
序 章 日本の近代都市の歴史と都市の未来
第I部 三大事業──日清・日露戦争後の近代京都の形成
第1章 日清戦争後の都市改造事業の胎動
1 琵琶湖疏水の限界
2 都市改造事業構想の模索
ほか
第2章 カリスマ市長と三大事業計画
1 西郷菊次郎市長の誕生
2 三大事業予算の成立
ほか
第3章 三大事業の展開と完成
1 第二疏水と水道事業
2 西郷市長の市会基盤の流動化
ほか
第II部 都市計画事業──第一次世界大戦後の「大京都」の形成
第4章 都市計画事業の思想と公共性
1 事業の推進者
2 事業の思想
ほか
第5章 「大京都」を目指す都市計画事業計画
1 新たな都市改造への動き
2 内務省の都市改造への動きと安藤市長就任
ほか
第6章 戦後不況と都市計画事業反対運動
1 都市改造事業案への反対運動
2 京都市区改正委員会での修正
第7章 歴史的景観問題の本格的登場と公共性
1 都市計画法と景観
2 市会での高瀬川保存・木屋町線反対派の台頭
ほか
第8章 市長不在下の市幹部技術職員の事業計画推進
1 永田工務部長らの計画推進
2 第二回都市計画京都地方委員会
ほか
第9章 市民・市議と市幹部技術職員による公共性の決定
1 高瀬川保存をめぐる市会内の対立の再燃
2 河原町線復活・高瀬川保存派の市会制覇
ほか
第10章 戦後不況下の都市計画事業の推進
1 烏丸線(道路・市電)北進の決定
2 都市計画事業延期運動
ほか
第11章 関東大震災と都市計画事業
1 戦後不況と事業の財源構想の分裂
2 関東大震災の衝撃
ほか
第12章 幹部職員の欧米視察報告
1 永田工務部長の欧米視察談
2 今村助役の欧米視察報告
第13章 財源難と事業の公共性をめぐる争い
1 困難な財源
2 受益者住民と市当局の対抗
ほか
第14章 事業計画方針の最終決定と「大京都」
1 都市計画事業の繰り延べ
2 区画整理事業での地主の受益者負担(土地提供)
ほか
結 章 近代京都の都市改造から考える
注
主要参考文献
あとがき
近現代京都の都市改造略年表
事項索引
人名索引
商品詳細
- 出版社名
- ミネルヴァ書房
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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