時代を先読みし、チャンスを生み出す 未来予測の技法 (リベラルアーツカレッジ)
発売日:2018年1月
- ISBN
- 978-4-7993-2211-6
- 著者情報
- 佐藤 航陽(サトウ カツアキ)
福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年に株式会社メタップスを設立し、代表取締役に就任。2011年にアプリ収益化支援事業を開始、世界8拠点に事業を拡大。2013年より決済サービスを立ち上げる。2015年にマザーズに上場、累計100億円以上の資金調達を実施し、年商100億円以上のグローバル企業に成長させる。フォーブス「日本を救う起業家ベスト10」、AERA「日本を突破する100人」、30歳未満のアジアを代表する30人「30 Under 30 Asia」などに選出。2017年には時間を売買する「タイムバンク」のサービス立ち上げに従事。宇宙産業への投資を目的とした株式会社スペースデータの代表も兼務
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商品説明
テクノロジーの進歩には一本の「流れ」がある。メタップス創業者佐藤航陽、全技法を語る。
「テクノロジーでお金と経済のあり方を変える」
これは、私が代表取締役を務める会社「メタップス」のミッションです。
ネットの普及により時間や空間といった眼に見えない価値もデータとして認識できるようになり、人工知能や仮想通貨といった新たな技術の誕生により貨幣経済のあり方も大きく変わろうとしています。
私たちはこれらのテクノロジーを駆使して新しい経済をつくることを使命としています。
その一環として、2017年にタイムバンクという時間の取引所を開設しました。
この背景には、今の経済システムである資本主義に対する私なりの未来予測がありました。
私がこういった予測の話をするとき、「佐藤さん、何言ってるのかわかりません。」と言われることがあります。
そこで、テクノロジーの進歩の流れをベースにした、未来を見通すための汎用的な思考体系をお伝えしようとした前著『未来に先回りする思考法』に大きく手を入れ、
未来予測のための技法を抽出するような形で再構成することにいたしました。
そのため、本書で紹介するエピソードの多くは前著でも取り上げたものとなっていますが、原理に立ち返って、そもそも何のためにそれがあるのかを考え、
その背後にあるメカニズムが従うであろうパターンを当てはめて未来を予測するというシンプルなメッソドを、よりわかりやすい形で取り出しています。
「飛行機の実現までには百万年から一千万年はかかるだろう」
ニューヨーク・タイムズがこの記事を掲載してわずか数週間後、ライト兄弟は人類で初めて空を飛び、この予測を覆しました。
一流紙でジャーナリストを務めるほどのエリートが、なぜそんなことを自信満々に書けたのだろうと、当時の人々は笑いました。
しかし、彼らもまた、こう考えていました。
「宇宙船? そんなものは夢のまた夢だ」
現代を生きる私たちも、未来を見誤るという意味では、宇宙船を夢と考えた人たちを笑うことはできません。
現在日本で2800万(2017年9月)を超えるユーザー数を誇るFacebook ですが、「実名登録なんて日本でははやらない」と言われていたのは、ほんの数年前のことです。
今では多くの人が使っているiPhone にしても、発売当初は「おサイフケータイが使えない」「赤外線がないなんてありえない」などの理由から、はやらないという意見が多数派でした。
これから私たちの社会がどう変化していくのかは、今の社会を真剣に眺めるだけではわかりません。
巷にあふれる未来予測本を読んでも、わかることはないでしょう。私たちはいつも未来を予測し、そして外し続けてきました。
人間は本来、未来を見誤るものなのです。
私たちの多くは、今目の前で起きていることからしか将来のことを考えることができません。
しかし、現在の景色という「点」だけから行う未来予測は、だいたいにおいて外れます。
なぜなら、その一点においてでさえ、現実世界は膨大な要素にあふれているからです。
それらが互いに複雑に影響し合って社会を発展させているのですが、
それらをすべて把握することは、人間の脳というハードウェアの性能では、まず不可能なのです。
一方で、驚くほどの先見性を発揮して大きなリターンを得る人が稀にいます。
たとえば、スティーブ・ジョブズは1980年代、当時30代だったころから、すでに個人がスマートフォンを持つ未来を予言し、それを自分の手で実現させることを決めていました。
彼らはどのようにして「線」を見ているのだろうか。
その思考法を汎用性のあるロジックとして整理できれば、ビジネスを進めるうえで大きなメリットになる。
そう考えて、これまで自分なりに探究を続けてきました。
本書では、そこで見出すことができた技法をお伝えしたいと思います。
※ 本書は、2015年に小社より刊行された『未来に先回りする思考法』を再編集・改定したものです。
目次
国家の未来
政治の未来
第1章 未来に先回りしたものだけが勝ち残る(未来予測はなぜ難しいのか?
予測が難しいからこそ、強力な武器になる
未来予測の鍵は「パターン」
予測の次は、タイミングの見極め)
第2章 未来予測の技法(常に原理から考える
すべては「必要性」からはじまる
イノベーションの正体
テクノロジーの進歩と社会の変化に潜むパターン
パターンはビジネスの世界から見えてくる
自らパターンを見出すには行動あるのみ
すべての企業の「目的地」はひとつ)
商品詳細
- シリーズ名
- LIBERAL ARTS COLLEGE
- 出版社名
- ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 対象年齢
- 一般
- 著者コメント
- 第1章では、なぜ未来を予測することが重要なのかについて説明します。
リーンスタートアップに代表されるように、未来を予測するのではなく、
状況の変化に合わせて常に自らも変化していくことの重要性が認知されてきていますが、その前提には未来がまったく予測不可能であるということがあります。
しかし、実際はそうではありません。個別の具体的な予測というのはたしかに難しいのですが、将来どうなっていくかということの方向性を知ることは十分に可能なのです。
そこで鍵となるのが、「パターン」です。パターンを見抜いたうえで来きたるべき未来の予測ができたなら、後は適切なタイミングを見極め、備えるだけです。
第2章では、未来を予測する具体的な方法論と、具体的なパターンを、実例や未来予測を交えつつ紹介していきます。
未来を予測するためにまず行うべきことは、そもそもなぜそれが登場したのかということについて、必要性に立ち返って考えていくことです。
そこを起点に、テクノロジーの進歩が繰り返し描くパターンを当てはめていくことで、未来が見えてくるのです。
ここで紹介する未来予測は、テクノロジーの進歩が今後社会をどのように変化させていくかについての現時点での見通しになっています。
本書の一番の目的は、どのようにして未来予測を行うかをお伝えすることですが、同時に、テクノロジーが今まさにどのように社会を変えつつあるかを感じていただけたらと思います。
(「はじめに」より) - フォーマット
- 単行本
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