不登校論の研究 本人・家庭原因説と専門家の社会的責任

山岸竜治/著

発売日:2018年1月

  • 不登校論の研究 本人・家庭原因説と専門家の社会的責任
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ISBN
978-4-8265-0672-4
著者情報
山岸 竜治(ヤマギシ リュウジ)
1966年10月、千葉県四街道市生まれ。1985年3月、千葉県立佐倉高等学校卒業。大学には受からないまま、いわゆるひきこもりになってしまい、精神科外来にかかりつつ1993年度の予備校生活を経て、1994年4月、日本大学文理学部教育学科入学。初年度に休学したため1999年3月、卒業。2001年3月、日本大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。更に、満期退学、再入学を経て、2008年3月、同後期課程修了。その後、非常勤講師、NPO非常勤職員、労働組合臨時職員、等を経て、2013年4月より日本大学生産工学部准教授。博士(教育学)。精神保健福祉士。日本教育学会、日本社会臨床学会、日本臨床心理学会、日本病院・地域精神医学会、日本児童青年精神医学会、全国養護教諭サークル競技会、等に所属

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商品説明

不登校に「こうしたらなおる」論は存在するのか。研究史をたどり返し、本人・家庭原因説を超えて不登校問題の核心に迫る!

子どもが学校に行かなくなると親や周囲の人は専門家のところに連れて行こうとする。精神科医や臨床心理士、心理士などは、臨床経験の浅い人たちが多い。彼ら/彼女らはよくなったら自分たち専門家の専門性のおかげ、よくならなかったら当事者の自己責任(努力不足)にする習性がある。専門家の治療的枠組みはじつは自分たちが不利にならないようにはじめからいつでも切り離しできるツールでもある。
自閉症論の先駆的研究者の一人、小澤勲は、かつて自閉症家族の特異性(本人・家族原因説:本人の性格や親の養育態度に問題があるから不登校は起こる)を論じていた者たちや、その論争から転向した研究者たちが自己批判的検討をまったくなさないままでいることにその無責任さを批判した。だが、その後も児童精神科医や臨床心理士などの専門家がかかわることによってかえって不登校の子どもたちは増えていったし、現在も増え続けている。
不登校に「こうしたらなおる」論は存在するのか。
研究史をたどり返し、本人・家庭原因説を超えて不登校問題の核心に迫る!

目次

序論
第1部 不登校研究前史展望(不登校は戦後の現象か
浮き彫りにされた不登校の子どもと関連学会の発足)
第2部 本人・家庭原因説の主張と放棄(学界における本人・家庭原因説の主張と放棄
なぜ本人・家庭原因説は主張され続けたか―専門家に内面化された学校教育への親和性
文部省による本人・家庭原因説の主張と放棄―社会史的視点からの考察)
第3部 わが国の不登校研究の問題点(「父性の不在/父親像の弱体化」原因説の盲点―対照群との比較検討の不在化
「肥大した自己像」原因説の行方―英語圏と日本語圏で
1980年代の教育学による不登校理解―横湯園子の教育科学研究会賞)
結論

商品詳細

出版社名
批評社
フォーマット
単行本

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