母親の孤独から回復する 虐待のグループワーク実践に学ぶ
発売日:2017年11月
- ページ数
- 141p
- ISBN
- 978-4-06-258665-8
- 著者情報
- 村上 靖彦(ムラカミ ヤスヒコ)
1970年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程満期退学。基礎精神病理学・精神分析学博士(パリ第七大学)。大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門は、現象学、現象学的な質的研究
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商品説明
私は子どもをきちんと育てられているのだろうか…なぜ自分の子どもなのに苛立ってしまうのだろう…誰にも相談できず、つい子どもを叩きたくなってしまう…―子どもへの虐待の児童相談所への相談件数は現在、一〇万件を超えています。なぜ子どもを叩いてしまうのでしょう?母親の奥底には、恐怖や不安、孤立感があります。本書は、そんな孤独の中で悩む母親のために書かれました。自分を取り戻す道は「独り」から始まります。
子どもに対する「虐待」についての児童相談所への相談件数は、現在10万件を越えています。1万件を越えたのが1999年のことですから、急激な増加を見せていることに疑いはありません。相談されず、表に出てこないケースを含めれば、その数はさらに増えることでしょう。
子どもを叩いてしまう母親は、なぜ増えているのでしょうか?
なぜ彼女たちは、子どもを叩いてしまうのでしょうか?
気づいたら叩いてしまう。叩いてしまう自分を抑えられない……。中には、エスカレートして、子どもを死に至らしめてしまう場合すら起きています。
そんな母親には、自分自身が子どもだった頃に母親に叩かれた恐怖、そこから生まれた孤立感があることがめずらしくありません。そのことに気づかぬまま、気づいたら自分も子どもを叩くようになってしまっているのです。
──本書は、そんな孤独の中で苦しんでいる母親たちのために書かれました。
2001年に森田ゆり氏の考案で開始された「MY TREE ペアレンツ・プログラム」のグループワーク実践を例にとり、「子どもを虐待してしまう親の回復のためのプログラム」がどのように働き、どのような成果をもたらしているのかを描き、どうすれば孤独から回復できるのかを探ります。このようなプログラムに関心をもてない人、関心を抱いても参加する勇気がない人にとっても、ここには貴重なヒントがたくさん含まれているはずです。
「虐待」の連鎖を止め、自分を取り戻す道は、「独り」から始まります。
「独り」でいるあなたに、本書は語りかけたいと思っています。
(「近刊情報」より)
目次
はじめに 独りから始まる―虐待とその背景
第1章 虐待渦中にある親の背景と回復への道のり
第2章 環境づくりと体のまとまり―回復のための空間
第3章 自分とのつながりと子どもとのつながりを作るワーク
第4章 声の響き合い―自分を語ること
第5章 プログラムを終えて―つながりの記憶
結論 独りから始まるつながりと回復
商品詳細
- シリーズ名
- 講談社選書メチエ 662
- 出版社名
- 講談社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
注意事項
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