軍人が政治家になってはいけない本当の理由 政軍関係を考える

廣中雅之/著

発売日:2017年10月

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ページ数
223p
ISBN
978-4-16-661144-7
著者情報
廣中 雅之(ヒロナカ マサユキ)
1979年防衛大学校卒業(国際関係論専攻)、航空幕僚監部人事教育部長、統合幕僚監部運用部長、西部航空方面隊司令官、航空支援集団司令官を経て、航空教育集団司令官を最後に退官(2014年8月)。現在、アジア・パシフィック・イニシアティブ(API)上級研究員、伊藤忠商事航空宇宙部顧問、2015年6月〜2017年6月、米国ワシントンD.C.駐在(新アメリカ安全保障センター上級研究員、笹川平和財団米国・国家安全保障及び外交問題研究員)、米国ジョンズ・ホプキンス大学高等国際関係研究大学院(SAIS)修士課程修了、米国戦略国際問題研究所及びスタンフォード大学国際安全保障研究所客員研究員

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商品説明

田母神空幕長解任事案はなぜ起きたのか。マッカーサー元帥はなぜ米軍人から嫌われたのか。湾岸戦争でのパウエル統合参謀本部議長の判断は本当に正しかったのか―国内外の豊富な事例から、民主主義国家における政治と軍事の関係はどうあるべきかを探った画期的な試み。

憲法改正を争点に総選挙が行なわれようとしている。安倍内閣は、9条に自衛隊の存在を明記することを目論んでいると言われる。それはそれで必要なことかもしれない。しかし、その前に議論すべき重要な問題がある。わが国は戦後70年以上にわたって、自衛隊を「軍隊ではない」としてきた。その反動で、国民は軍事的な問題を考えることから隔離されてきた。民主主義国家における政治と軍事の関係――欧米諸国でさえ、この問題は常に緊張感をもって、日々研究されている。われわれは、その修練なしに、いきなり軍隊を持ってはいけないのである。

筆者は、東日本大震災のとき、統合幕僚監部運用部長という、自衛隊の作戦全体を考えるポジションにいた。そして、自衛隊の使い方をまったく理解していない政治家とのやりとりに、疲れきった経験をした。その体験からスタートして、アメリカ、イギリスで研究を続けた成果が本書である。
栗栖弘臣統合幕僚会議議長の解任、田母神俊雄航空幕僚長の解任、スーダンPKO日報事案、ダグラス・マッカーサー連合国軍最高司令官の解任、ジョージ・マーシャル元帥とフランクリン・ルーズベルト大統領の信頼関係、コリン・パウエル米統合参謀本部議長の湾岸戦争における判断、アフガン増派問題におけるマイケル・マレン米統合参謀本部議長の悩み、リビア、シリア内戦におけるディビッド・リチャーズ英統合参謀総長の判断、東日本大震災における折木良一統合幕僚長の判断など、生々しい具体的事例をもとに、理想的な政軍関係を提案する。

目次

序章 「自衛隊からの平和」から「自衛隊による平和」へ
第1章 自衛隊の東日本大震災対処への賛辞の裏側で起きていた事実
第2章 日本の政軍関係の現状を考える
第3章 政軍関係の経験則を求めて太平洋を渡る
第4章 米国が経験した政軍関係の象徴的な事例
第5章 さらに、政軍関係の経験則を求めて大西洋を渡る
第6章 民主主義国家日本が取り組むべき政軍関係の課題
終章 我々は、何故、今、政軍関係に向き合わなければならないか

商品詳細

シリーズ名
文春新書 1144
出版社名
文藝春秋
サイズ
18cm
対象年齢
一般
フォーマット
新書・選書

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