分断するコミュニティ オーストラリアの移民・先住民族政策
発売日:2017年10月
- ISBN
- 978-4-588-67520-1
- 著者情報
- 塩原 良和(シオバラ ヨシカズ)
1973年埼玉県生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(社会学)。日本学術振興会海外特別研究員(シドニー大学)、東京外国語大学外国語学部准教授などを経て、慶應義塾大学法学部教授。専門領域は国際社会学・社会変動論、多文化主義・多文化共生研究。オーストラリアと日本を主なフィールドとして、多文化化する社会に関する研究を進めている
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商品説明
多文化社会の現実を前に問われるシティズンシップの理念。自己責任論を振りかざす新自由主義的な政策は、深い社会的分断をもたらすと現地調査に基づき警鐘を鳴らす。
固有の権利を主張する先住民族、母国を追われた難民、高度な技能を持つ移民など、多様な背景を持つ他者が増え続ける現在、社会の構成員の平等をめざしたシティズンシップの理念は変容を迫られている。コミュニティを重視するとしてマイノリティに自己責任の価値観を押しつけ、効率性を追求する新自由主義的政策の問題点を長年の現地調査から考察し、それが社会的分断を深めると警鐘を鳴らす。
目次
序章 エスニック・マイノリティ政策の新自由主義的転回とコミュニティ
第1章 マイノリティの権利から国益へ―先住民族、庇護希望者、移住者への政策
第2章 コミュニティを通じた統治の展開―北部準州緊急対応と収入管理制度
第3章 土地権を規制緩和する―「格差是正の取り組み」と先住民族共同体
第4章 解放か放置か―庇護希望者の地域社会での抑留
第5章 選別と空間的管理の行方―技能移民と非熟練・半熟練労働者の受け入れ
第6章 移住者の互助を活用した支援―在豪日本人移住者の言語・文化継承
第7章 移住者からの異議申し立て―住民運動から市民運動へ
終章 空間的統治の拡大と分断される社会
商品詳細
- 出版社名
- 法政大学出版局
- フォーマット
- 単行本
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