「韓国からの通信」の時代 韓国・危機の15年を日韓のジャーナリズムはいかにたたかったか
発売日:2017年9月
- ISBN
- 978-4-87714-475-3
- 著者情報
- 池 明観(チ ミョンクワン)
1924年平安北道定州(現北朝鮮)生まれ。ソウル大学で宗教哲学を専攻。朴正煕政権下で言論面から独裁に抵抗した月刊誌『思想界』編集主幹をつとめた。1972年来日。74年から東京女子大学客員教授、その後同大現代文化学部教授(86〜93年)。93年に韓国に帰国し、翰林大学日本学研究所所長をつとめる。98年から金大中政権の下で韓日文化交流の礎を築く
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商品説明
韓国・軍事政権下の民主化運動とメディア。朴正煕‐全斗煥と続く軍事政権下、韓国の学生・市民はいかにたたかい、韓・日のジャーナリズムはどう伝え、支えたのか。
1972年10月、朴正熙大統領は国会を解散して全国に非常戒厳令を宣布、大学を休校にし、新聞・通信は事前検閲の下に置くことを告げた。さらに「維新憲法」を公布し、「一人独裁の半永久的体制」をもくろんだ。
この「十月維新」体制から、1987年全斗煥政権下の「6月抗争」に至るまでの、およそ15年におよぶ軍事独裁政権の時代、韓国の学生・キリスト者・市民は、自由と民主主義を求めて、各地で多くの犠牲を出しながらも、不屈のたたかいを続けた。
メディアは、政権批判はおろか抵抗運動の報道すらできなくなったが、たえかねた『東亜日報』記者たちは「自由言論実践宣言」を発表、外部干渉と機関員の出入り等を拒否する。また政府の圧力による広告一斉引き上げという弾圧に対しては「白紙広告」で対抗するなど、一進一退を繰り返しながらも、メディアも“民主争取”のたたかいに参画していった。
また、『朝日新聞』など日本のメディアも、金大中拉致事件や民主化運動の動静を詳しく報じ、韓国メディアの沈黙を補う役割を担い、隣国の痛みに「共感をもって参与」した。
当時“T・K生”の筆名で韓国内の政治・民主化運動の情勢を『世界』(岩波書店)誌上でレポートし、韓国国外から運動を支えた著者が、同時代の『東亜日報』(韓国全国紙)・「韓国からの通信」(『世界』連載)・『朝日新聞』(日本)の3紙誌を再読・整理し直し、「韓国民主化の時代」を詳らかに再現する。
目次
第1章 『東亜日報』が伝えたこと(維新体制のはじまり
「白紙広告」の戦い
3・1民主救国宣言
光州事件
民衆革命の時代へ)
第2章 「韓国からの通信」が伝えたこと(批判と拒絶
殉教の時代
希望の底流
誰が来る春を止められそう
時代の闇を超えて)
第3章 『朝日新聞』が伝えたこと(維新体制をながめる憂いの眼
金大中拉致事件と日韓関係
政治的弾圧に対する国際的批判
深まる憎悪と分裂
吹きはじめた自由の嵐)
商品詳細
- 出版社名
- 影書房
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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