ブルース

桜木紫乃/著

発売日:2017年11月

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ページ数
254p
ISBN
978-4-16-790955-0
著者情報
桜木 紫乃(サクラギ シノ)
1965年、北海道釧路市生まれ。裁判所職員を経て、2002年、「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。07年に同作を収録した『氷平線』(文藝春秋)でデビュー。13年『ラブレス』(新潮社)で第19回島清恋愛文学賞を受賞し、同年『ホテルローヤル』(集英社)で第149回直木三十五賞を受賞

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商品説明

没落した社長夫人が新聞に見つけた訃報、それはかつて焦がれた六本指の少年のものだった。霧たちこめる釧路で生まれた男が、自らの過剰を切り落とし、夜の支配者へとのしあがる。男の名は影山博人。貧しく苛烈な少年時代を経て成熟していった男は、女たちに何を残したのか―。謎の男をめぐる八人の女たちの物語。

霧たちこめる釧路で生まれ、貧しく苛烈な少年時代を経て、男は、自らの過剰な指を切り落として、夜の支配者へとのし上がる──。

男の名は、影山博人。
最初の物語は、没落した社長夫人が、かつて焦がれた6本指の少年の訃報を新聞に見つけるところから始まる。
同衾した女をみな翻弄し、不意に姿を消してしまう正体不明の男であり、故郷に戻った後、暴力で容赦なく人を支配する黒い権力者。
不思議な魅力あふれる影山の、15歳、19歳、27歳、32歳、そして、40手前から52歳までの8つの時期を、時々に出会った女による語りで構成。

――はたして、影山博人は、外道を生きる孤独な男なのか? それとも、女たちの「夢」の男なのか?

影山と関係するそれぞれの女たちは皆何かしら困窮している。死別で、離婚で、借金で……誰かや何かにすり減らされてひりひりと痛むような乾いた心を持っている。(中略)そこにある程度の「まっとう」を手に入れ、今もなお貪欲に模索している影山が現れる。ひかれない訳がない。(中略)もしかすると、影山の指が六本なのは、より多くの困窮にあえぐ者にチャンスを与えるために余分に備わったのではないかとすら思う。
(壇蜜・解説より)

デビュー10周年の著者による、新境地にして、釧路ノワールの傑作!
「謎」の男をめぐる、八人の女たちの物語。

──俺には、白と黒しか要らないんだ
(「近刊情報」より)

商品詳細

シリーズ名
文春文庫 さ56-3
出版社名
文藝春秋
サイズ
16cm
対象年齢
一般
フォーマット
文庫

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